とりすき

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keian 2013-11-24 19:21
 <とりすき>は誰がすき?

 吉兆の創始者の湯木貞一氏の生家は神戸の<中現長>という料亭でしたが
そのころは、かしわとうなぎがメインの店だったそうです。
かしわは鶏肉のことです。
 すき焼きも鶏肉がメインの時代でした。
 ケイアンは昭和33年生まれですが、明治28年生まれのお祖父さんは、
<かしわをひきずってたべる>のが御馳走だったと記憶しています。
すき焼きのことを<ひきずって>なんて、岐阜はユニークですね。
 \(~o~)/ケイアンのような女を好きになってくださるユニークな男はいませんか?

 二つのメールをご紹介します。

 田舎で育ったので、今でも、鶏の首を絞めて捌くのが得意です。
釣りも好きですが、刺身はよう食べません。
もちろん、鶏もよう食べません。
恋女房ができた女で、自分の分だけは、茶碗蒸しも鶏肉でなく、豚肉をいれてくれますんや。
 <とても、モテル男性で、ケイアンもすきです。ちなみに、優しい彼は
豪胆な寅年です>

 とりすきは食べたことはありませんわ。馬のすき焼きと熊のすき焼きは
旨かったです。そろそろ、熊肉の季節ですわ。楽しみやわぁ。
 <ケイアンは恥ずかしながら、料理屋のくせに、熊のすき焼きは食べたことがありません。水曜日に自転車で交差点で、左折のタクシーに後ろから巻き込まれて、救急車に乗るはめになりました。生きていてこそ食べる楽しみもあり。ひとをすきにもなれます。>

 炭火やきとりのお店でも、宴会シーズンには、
<とり鍋コース>をなさるようですが、
これは、鶏のもも肉のぶつ切りに白菜、ねぎにしいたけにえのきにごぼうにこんにゃくで、とうふも<遠慮しいしい(-_-;)>入ります。
こうしなければ、2500円をお客様からいただきにくいとうかがいました。

ケイアンはとうふを食べていただきたくて、創めた店ですから、
発想を大転換。
鶏肉だけを鍋で焼きながら、ころあいをみてねぎをいれます。
砂糖としょうゆと酒を同容量でいれます。
とき卵をつけながら、粉山椒や七味唐辛子をおすきにかけて食べていただきます。
とうふは、できましたら、鶏がらスープでも、昆布だしでもいいので、
別に温めておいて、その後の鍋で食べます。とき卵が残っていたら、
おすきにとじてもいいかな?
お金はいただきにくいですが、材料は3つだけですから、吟味します。

参考までに、岐阜の高島屋の鶏売り場は精肉売り場から独立していますが、
鶏肉を部位別に産地別に銘柄別に値段設定もあり、捌き方にも相談にのってくれます。
とうふと添わせるためには、ケイアンもすきになる努力をしています。
こんなことまで書いて(●^o^●)笑ってね。

交通事故にあってみて、ケイアンは主婦とあらためて自覚。
主婦の知恵のお弁当を披露します。
セールの鶏むね肉なら、シンガポールの海南チキンライスを真似て、
酒蒸しにしてから、砂糖、しょうゆでからめ煮にします。
電子レンジをつかいたいひとはメールをください。
師の村上祥子は電子レンジの魔術師といわれました。ワットの変換表を送ります。

追想の味

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keian 2013-11-16 23:54
☆キャベツ炒め・・・懐かしいわ!!
オバアチャンが、ハイカラな洋食ってカレー粉かけたの・・・S&Bカレー粉の赤い缶でした!!
思い出したわ・・・(*^_^*)
私は、ほとんどのキャベツ炒めは最近は作っていません!!
回鍋肉も作ったことはございません!!
スパイスは、ギャバンです!!こんなメールをいただきました。

辛い=カレーの洋食だったおばあちゃんに伝えたい話があります。
激辛ブームは昭和61年<1986>カラムーチョというスナック菓子が登場しました。
この、カラムーチョとキャベツではないある野菜を組ませたオカズをごちそうになりました。美味しかったですよ。
これは、カラムーチョの色と大きさをマッチさせた野菜をつかうことが
秘密です。ブログのファンのみなさまは気がつかれましたか?
キャベツと同じに、年間通してお手軽な値段の野菜です。
大根、ごぼう、人参、蓮根、ピーマン、玉ねぎにじゃが芋?
なんでしょうね。
ちなみに、激辛という言葉を最初につかった神田の煎餅屋の鈴木昭氏です。
昭和36年生まれの5代目現社長が、10歳の時に、塾で先生と辛いもの自慢のバトルから始まったそうです。それいらいの商品化ですが、流行語大賞の銀賞受賞は昭和61年です。

☆キャベツ炒めは、関西では、ソースをかけて食べるイメージがあるそうですが、お嫁にいってビックリ。ソースをかけないで、そのままの味=塩胡椒の下味かな?で食べます。こんなメールをいただきました。

なるほど、キャベツ炒めって、そんなものかしらん。
キャベツだけを炒めないのなら、
こんな素敵なレシピもあります。

☆忙しい時、おかずがない時に、干し海老と胡麻油で炒めて、お醤油を
かけて、その上から、鰹のオカカを乗せて食べます。こんなメールをいただきました。ありがとうございます。
☆キャベツ炒めは、最近食べませんね。
生の千切りをマヨネーズで食べるんが、いっちゃん好きですわ。
ソースつけて食べるんも旨いですね。そろそろ仕事します。こんなメールをいただきました。

 こんな、追想の味を書かせていただけるなんて、ブログのファンのみなさま
ありがとうございます。
キャベツばっかりかじってた♪♪は神田川の歌詞
激辛ブームは菓子からというわけで追想の味です。

お勝手をする

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keian 2013-11-10 19:10
 主婦が台所仕事=料理をすることを岐阜弁で
<お勝手をする>といいます。
仲良しのきみちゃんと話をしていて気がつきました。
もちろん、食べてくれる人=家族があってつくるのですが、自分の好きなものをつくるから=勝手なのだそうです。
自分勝手とは、よく言ったものですね。

 今日は、うちの松尾太郎くんの、88歳の誕生日で、うちの松尾とくさんの80歳の誕生日です。
この二人は、刺身が好きで煮魚が好きでないひとと刺身が好きでなくて煮魚が好きなひとです。
二人とも、戦中戦後の食糧難を経験していますから、それなりに、食べ物を粗末にはしませんが、自分勝手な言い分だけは、ケイアンは受け入れなくてはなりません。

 ケイアンの料理屋の立場からすれば、
煮魚と煮付けは、調味料の黄金比率を言うよりも、
煮魚は、しっかりと味をしみこませるために、一度冷めるまでおき、
もう一度、火をいれます。だから、背青の魚です。煮ているうちにかたくしまってくる魚といったらいいかな?おとしフタをします。
煮付けは、煮立ち端を食べていただくことを考えてつくります。
だから、白身の魚です。煮崩れしそうなふわふわした魚といったらいいかな?鰈とか銀鱈、鯛ですね。おとしフタをしないかわりに、玉杓子で煮汁を
かけつづけながら煮ます。
 魚の味は残った煮汁に一番よく出てきます。
岐阜では、
<美味しい魚の煮汁があるから>とおからを買いに見えることがよくありました。
店を持つ前に、<おからいり>だけは、誰にも負けないようにしようと、
勝手につくっては、勝手に配っていました。
100グラム100円で買っていただいていましたが、評判がよくなると、
煮汁だけが要ります。魚屋さんにたのんで、鰈の刺身がでる時間に勝手に登場して、売ってもらっていました。
店をもちたいという漠然とした想いを聞いてくださった方で、京都の菊水の最高顧問を務められた、板前新三さんのことばです。
<美味しいお汁をつくっておいてできたてのおからをいれればいいんや>
魚の煮汁の最高は<煮凝り>を食べることかもしれませんね。

 キスの煮付けとメールをいただきました。
とうふと煮たら美味しかったかなと勝手に思っています。

onomatopée(オノマトペ)

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執筆 : 
keian 2013-11-3 18:50
onomatopée(オノマトペ)
 やっと、フランス語でいれることができました。§^。^§  onomatopoeiaがラテン語です。
 onoma『名』poiein『つくる』でギリシャ語です。

 もったいつけて、なんのこっちゃですが、擬声語や擬音語のことです。
 NHKの番組のクローズアップ現代でとりあげられたことがありますが、 若者が、日常語として、つかっているうちに多様化=多用化されて、表現力が幼稚化されているというようなことを、20年くらい前からの危惧として報道していたように思います。
 幼稚化は、誰にでもとっつきやすいからかな?
 新聞や雑誌の見出しだってわかりやすいほうがいいかな?
 CMの商品名なら、プッチンプリンにほかほか亭、じっくりコトコト煮込んだシチューなんて思い浮かびませんか?

 コトコトなら、シチューにだけにあらず。 <テールを煮込んだおでん>とメールをいただきました。 テールは牛の尻尾のことですが、仲良しの西村精肉店のお爺さんも、テールと大根を煮込んだものが大好きでした。

 牛は飛びぬけて鉄分が多いですが、 これは、ミオグラビンというたんぱく質に含まれています。 ミオグラビンは肉の赤い色のもとですから、含まれる量で肉の色の濃さに比例します。 若者は鉄分が不足しがちとデータもあります。 赤い肉は若者のシンボルかな? オノマトペともリンクさせましょうか?

 レンコンもサクサクというか、シャキシャキ感もオノマトペにリンクさせられるかな?これは、きんぴらが一番ですね。
レンコンをすりおろして、油揚げを開いた袋の中にいれて、コトコト煮込んでみたら、モッチリと美味しいです。 レンコンを、もっと、モッチリとさせるには、すりおろしたレンコンをしぼって上新粉や餅粉、みじん粉をつなぎにいれたりします。 胡麻豆腐を作るように、葛粉をつないで、蓮根豆腐を作ることもできます。

 料理のオノマトペは楽しいですね。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
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