人間の尊厳

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keian 2013-12-29 23:38
 ケイアンの話は、ワープします。
本年最終です。ブログのファンの皆様、なんとかついてきてくださいませ。
 
 クリスマス前から、隣の部屋のひとが岐阜市民病院に入院しています。
ココの病院はさすが岐阜市の経営?本当に親切です。
それでも、ずっと寝たきり状態だと、介護的な要素があって、体を拭いてもらうことや入浴介助において、異性だと恥ずかしいそうです。
ケイアンなら、異性よりも同性の方が恥ずかしいのですが、、、誰やねん。<アンタは男好き>って言うのは!。
食事の介助も恥ずかしいのかしらん。入院するまえに口腔外科の受診も有り!(^^)!
 なによりも、食べることは人間の尊厳かしらん。

 クリスマスは食べることの尊厳とおおいに関係あります。
世界に戦乱や飢餓に苦しむ子供たちがいます。
日本が戦争に負けて、勝ったアメリカのボランティア団体から送られてきた
ララ物資から学校給食のメニューがつくられています。昭和22年の12月24日のことです。
マカロニと鮭缶のミルクシチューです。
ミルクといっても、この当時の輸送では脱脂粉乳です。
ケイアンは昭和33年生まれですから、脱脂粉乳の思い出はあまりないのですが、これだけはイヤという方は多いみたいですね。
<これを飲まんかったから、今でも背が低いのんや>とメールをいただきました。
<鼻をつまんで飲んでいました>とメールをいただきました。
<みんながまずいといっとたけど、うまいと思っていた>という人が
<潜龍>という岐阜では有名な店で、ケイアンに松阪牛の味を教えてくれました。両方とも、牛さんの栄養やったね〝笑〟
<とても忙しくて、クリスマスにローストチキンの用意ができなかった方が、
昼食はお客様からの差し入れ=救援物資のお好み焼きで、夕食は、千客万来で、すき焼きをした>とメールをいただきました。

 スキムミルクと名を変えましたが、脱脂粉乳の美味しい話を書きます。
牛乳が嫌いという子供に、ひょっとしたら薄いからかなと、師の村上祥子が
牛乳200ccに大さじ1杯のスキムミルクを加えて<パワフルミルク>
として教えてくれましたが、これで、ゼリーをつくると喜んでくれますよ。
 また、カルピスはスキムミルクで作れます。
1995年に大阪の小倉食品様におしえていただいたレシピです。
スキムミルク50gに水400cc砂糖400gに乳酸8gクエン酸1.5gです。
これで、クラッシックな瓶1本分になりますが、くれぐれも、
<だまっこ>になりませんように、スキムミルクは、40度くらいの湯冷ましで丁寧に溶かしてから、砂糖を加えてください。そうすると、30度くらいになりますから、乳酸やクエン酸を混ぜても<モロモロ>になりません。
 お試しあれ。

かぶ

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keian 2013-12-23 23:18
 蕪の話をかくつもりですが、株の話までリンクするかもしれません。
よろしく、おつきあい下さい。

 今年をふりかえってみれば、今の仕事先に感謝です。
ケイアンは男が好きですが、会長89歳、社長59歳は、ええひとです。
これは、35年前の好きだったひとのFuziwaraさんの弁ですが、
<ケイアンのような自分勝手な働き者>をよく乗りこなしてくださいました。社長も彼も、午年だからかしらん。
 1年が早く感じられるのは、二つあるそうです。
一つは、特に変わったこともなく、何もしないまま過ぎてしまったという感覚です。もう一つは、いろいろな出来事があって、あっという間に過ぎてしまったという感覚です。床上浸水の被害にあった方から、<普通の生活にもどれました>という葉書を頂戴して、京都は田舎に行くほど人情があると
思いました。
 そんなこんなで、岐阜と京都とシンガポールをつなぐ小説も書くことができました。岐阜市出身の芥川賞作家の小島信夫文学賞<第8回>に応募しました。今年から、長編部門だけでなく、短編部門<50枚>を新設されたからですが、こんなところは、<株式投資>と同じかもしれません。
<勝つ気>で行きますが、<負けたときに自己嫌悪に落ち込まない>ことです。<勝つ気>ですから、資料の整理は必須ですが、ひとは反省しない生き物ですから、反省しても忘れます。
 今の仕事先のスタッフの皆様、ごめんなさい。ケイアンは大好きな調理道具なのに、未だに置く場所をまちがえそうなアイテムがあります。☆反省
 小説を書けたのは、書くことが好きだったことと、このブログを読んでくださっているファンの皆様のおかげです。☆感謝
 タイトルはシンガポール餅。選考委員は青木健様、堀江敏幸様、吉増剛造様です。
ブログのファンの皆様は神様です。一緒に念じてくださいね。☆報告と希望


 聖護院蕪と聖護院大根の区別がつきませんとメールをいただきましたが、
ケイアンだって、葉っぱが落とされていたら、間違えるかもしれません。
葉っぱの茎を手折って、匂いをかいでください。かんでください。
蕪の葉っぱは茎とともにきざんで煮ることもできますが、大根は必ず、茎と葉を分けて料理しましょう。
 蕪の皮は、吃驚するくらい厚くむいて、中をお雑煮に入れるのが京の田舎です。中京あたりでは、細い大根をトントンと輪に切って、、<まるくおさめる>とするところもあります。
 <かぶら蒸し>は京会席のお店で召し上がったことがあるかな?中に入れる魚に凝れば凝るほど、株と同じく高騰しますが、予約がなかったら、株と同じく
掛けた仕入れが下落します。あまり、素人が手をださないほうがいい料理かもしれません。
 外国の方におだしするなら、クリーム煮がいいかもしれませんね。
チャミは木村政雄氏の有名塾の同期生です。
名前の通りにチャーミングな女性です。外国の方のおもてなしの達人です。
メールをいただく度になるほどと感心することばかりです。

 京都は千枚漬け。岐阜は赤かぶ漬け。
せっかくの<みやげ>が<いやげ>になりませんように、心をこめたおもてなしと同じようにおみやげを選びましょうか?
おみやげは、食べ方を説明するおはなしも大切ですね。
千枚漬けは歯がわるいひとでもたべやすいですが、赤かぶ漬けは<柊検事>も食べにくいからと入れ歯の調整をしておりますことをお心にとめておいてくださいね。

そばめしってソースの味?

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keian 2013-12-15 23:56
 そばめし発祥は、ケイアンと同じ昭和33年みたいです。
神戸市長田区のケミカルシューズの工場で働く人たちは、ご飯だけを持って
近くのお好み焼き屋さんで昼食をとっていました。お好み焼きよりも、ソースのきいた焼きそばをおかずにしていましたが、そのうちに、ソースのジュージュー焦げる香ばしい香りにさそわれて、ごはんと一緒に炒めてとなりました。常連さんへのサービスが、全国区でブレイクしたのは、世紀末です。

 東京の大手食品メーカーの冷凍そばめしから、
神戸のオリバーというメーカーの<どろソース>。企業の努力というか、
<人と金を結びつける力>はすごいね。

 ケイアンの思い出は、35年前の西垣産婦人科の近くの<荻野>という店です。おばちゃんはめちゃくちゃ愛想がわるかったのですが、ここの牛の筋肉を炊き込んで細かく切ったものとネギだけのお好み焼きは絶品で、25年くらい前までは、車で4時間かけて食べにいってました。
ソースはイカリでとんかつソースでした。
 岐阜でいえば、グリーセンターちかくの<ふじちゃん>です。
ものすごく性格のいいひとで、たくさんのお子をかかえていた桶川さんの家には、自分のうちの残りご飯でチャーハンをつくっては、サービスしていました。ソースは、<宝ソースの梅>でした。
岐阜のひとなら、<しっぽうみそ♪みそ♪ ママの味七宝味噌>のフレーズを思い出しませんか?宝ソースは七宝味噌の弟さんの会社です。
ふじちゃんのソースの味=このソースでないとさらりといかんの話から、ついつい、意気投合して、ケイアンは1升瓶のソースをつかう次第になりました。社長のお話からすれば、香辛料もさることながら、ソースはトマトと砂糖で等級が決まるような感じを受けました。
 関西から関東に結婚を機に引っ越した女性の話では、ウスターソースから、
中濃ソースと変わったそうですし、<そばめしは、つくれば食べるかもしれないけどつくったことないわ>とメールをいただきました。
 <そばめしはイベントで食べたけど、イマイチや、モダン焼きにしてほしいわ>とメールをいただきました。メールの主は、ソースは蛇の目ソースで油はサラダ油やったらなんでもOKだそうです。

 永谷園のそばめしチャーハンの素126円を買ってつくるのもわるくないですが、ケイアンが伝授。
そばめしは、ソースやごはんの水分量をいかに調節するかが、パラッと仕上げるコツです。それから、決定的なのは、ごはんにからませるためにはコテで、平らな鉄板の上で、刻みながら混ぜたほうがいいでしょう。
二刀流ならぬ二本流でコテは両手に握ります。今の仕事先には、鉄板オーダーもあり、コテの品揃えにいたっては、ケイアンの知るかぎり、岐阜一番でしょう。ご来店をお待ちいたしております。

 PS
 そばめしはカロリーが高いのでご用心。
かさ増しダイエットするなら、そばの代わりに糸こんにゃくでいかが?
<そんなケイアンのまやかしでは?>と懸念される方に、よい本をご紹介します。師の村上祥子の元で育った方で山下圭子さんが、<分とくやま>の野崎さんとのコラボで出版しています。
柴田書店刊ですが、P8~15 P61 P81 是非、読んでください。

焼きカレーって、余熱かな?予熱かな?

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keian 2013-12-8 23:42
 焼きカレーって、ブログのファンのみなさまはご存知でしたか?
食べたことがあっても、つくったことはないわというメールをいただいておりますが、ケイアンは、作り方の見当はついても、食べたことがありません。
 発祥は、北九州市の門司港栄町銀天街の山田屋という和食の店ですが、今は営業されておりません。5件ほどの店が、それにちなんで、名物として
名をあげています。
 その5件には入りませんが、日本郵船食堂ビルの<浜司>という店の
<中身はお好きになんでもカレー>を1985年から、師の村上祥子のレシピで作り続けています。
 カレーソースを上手につくっておけば、中身はお好きにと、一人分づつ、
具を工夫して、土鍋でひと煮して、卵をポンと落として余熱で半熟にしあげます。
 これを、土鍋でなくて、グラタン皿で、卵でなく、薄いホワイトソースを流したり、チーズをのせたりしてオーブンで焼いたものが<焼きカレー>です。カレーとチーズの組み合わせは、海上自衛隊<掃海艦はちじょう>のメニューにもありますが、こちらは、大鍋に直接入れて煮ています。

 (*^。^*)冷凍食品コーナーにあるわとメールを下さった方もおみえです。
ありがとうございます。
 
 一人分づつ仕上げるには、オーブンが便利です。
オーブンは、たいていの場合は、事前に予熱といって、庫内の温度を上げておく必要があります。また、庫内が大きいほど、光熱費はかかりますが、
余熱が効くので、場合によっては、お客様にお出しする時間を20分くらいは稼げる利点があります。
 また、フライパンでハンバーグを焼くのではなく、まとめて、オーブンで焼くとメールをいただきました。なるほど、メールの主は仕事のできる女性。木村政雄氏の初代秘書です。できる女性は家庭的です。焼きカレーの逆転発想かな?

 焼きカレーの焦げたような香ばしい旨味は、鍋肌と空気に触れることにあります。
35年前に、ケイアンを<金太郎ちゃん>と呼んで可愛がってくださった大嶋のおばちゃんは、カレーをフライパンでつくっていました。
大正生まれのできる女性でしたから、料理の理<ことわり>を体験的に知っていらしたのかな? 

 最後に、仕事のできる女性は、時間のつかいかたが上手です。
彼女の余熱利用の秘密兵器はこれです。28センチの鍋をすっぽりかぶせるそうです、真綿が入っていて、座布団もあるそうです。
料理のできる女性は、裁縫もできるのでしょうか?
ケイアンは、まっすぐに縫う布巾と雑巾しかできませんので、羨ましいかぎりです。ふくろ

水菜

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keian 2013-12-1 15:54
 水菜に壬生菜、どちらもハリハリが身上です。
<壬生狂言>で名高い壬生寺のあたりは、明治時代には、野菜畑ばかりで
そんなに、家も建ってなかったそうです。
水菜の中でも、葉先がギザギザの方が、全国ネットで広まって、壬生菜といわれるものは、葉先が丸い卵形です。
 どちらも、細長い茎がたくさん集まった大株でそだちます。
新鮮ではありますが、畑からの抜きたてをいただくと、そのまま、水桶に入れて、葉っぱが水を吸ってパリッと生き返って、根元についていた泥が沈むのを待って、洗いにかかっていました。

 最近は、サラダ水菜なんて便利な野菜に改良されてますね。
 京野菜なので、京菜として流通していましたが、、岐阜県の一部では、<たにふたぎ><はるな>として栽培されていました。東京や山口県では、<いとな>香川県の一部では<みずかぶ>鹿児島県の一部では<つずりな>(●^o^●)処変わればで、なんか楽しいですね。
 京都の田舎ではありますが、<いづみ>の名のある心優しい京美人のメールでは、
(●^o^●)水菜は食べやすいから、いつも、買っています。
柿と水菜のサラダします。≪ドレッシング?マヨネーズ?≫教えていただけませんか?
鍋に重宝します。≪何と鍋に入れますか?≫教えていただけませんか?

 ケイアンの育った家は油揚げとの煮浸し専門でしたが、<だしは煮干で、鰹ではなかったですね>
菜が600グラムに油揚げが2枚、だしがあれば4分の1カップに酒が2分の1カップ、砂糖と塩としょうゆで<うっとこの味>で調味してください。
辰巳芳子さんのお母様の時代<昭和35年>の<手塩にかけた料理>では、堂々と<味の素>と表記されていますが、分量はあえて書かれていません。
温かい菜っ葉の煮付けも冷えた煮浸しも、なかなか捨てがたい味のあるものですと教えて下さっています。
同じものでも、お鉢によそって食べたら、昼ごはんで、お鍋でたきながら
食べたら,夕ご飯かな?
\(~o~)/京美人も美濃不美人も捨てがたい魅力と世の殿方にお願いします。
ハリハリとした歯ざわりから、<はりはり鍋>と京料理の店ではだすのかしらん。鯨の皮の油を絞ったあとを<いりがら>というそうですが、乾物を戻して美味しく食べるのは、さすが、四里四方をかこわれた雅な京都ですね。

 また、京漬物の<富川>さんは、竜安寺のバス停の前にありますが、ここの、
水菜の漬物は最高です。
<京水菜>とうたってあるだけに、ナリ(●^o^●)フウタイ((●^o^●)も
ケイアンのつくる塩漬けとちがって、雅やかな感じです。
せめて、ケイアンはシンガポールの塩をつかって、食べやすく切りそろえてお届けしまーす。
 2012・11・21付けのブログ739回をよろしかったら、みてくださいませ。
 
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