変な取り合わせとメールをいただきました。
巻きすしとボルシチのおもてなしだそうですが、
 ケイアンにいわせていただくと、両方とも今が旬です。
新海苔が採れる時期です。ケイアンも,美佐子さんのご主人の大学時代のお友だちからの到来モノと,三重県の香り高い海苔を頂戴しました。
外国の方には、dried laverといっておだししましょうか?
もっとも、この英語はケイアンが成人式に岐阜市からもらった辞書の表記ですから、今は、違う表現かもしれません。
 〝お会いできて嬉しい〟も、I ’m glad tu see youとは言わないで、
nice meet youと言うそうですから、
 巻きすしは節分の太巻きすしに先駆けて、新海苔と美味しい寿司飯だけというのもいけます。お茶碗1杯分のご飯でも、熱々で、市販の、寿司酢<ミツカン> すしのこ<タマノイ>があれば、カンタンにとりかかれます
ケイアンは料理屋のくせに、それもなかったので、松尾さいさんや松尾とくさんの家の台所から、酢とシラス干しを調達してきました。こういうときには、血縁関係=娘姪は、事後承諾で済みますので、\(~o~)/助かります。もっとも、これで、ケイアンは結構律儀な(*^。^*)ところがありまして、
いただいたお土産は分配し、できた料理も分配します。

 ボルシチは、ロシアの家庭料理です。ビーツの赤がスープを真っ赤にします。地中海沿岸原産の根菜です。アカザ科で、葉を食用にする<ふだん草>と同種です。形は日本の赤かぶと似ていますが、別種です。日本では、
水煮の缶詰しか、ケイアンはみたことがありません。
 思わず、<西山ストアー>にありますとメールを返信しましたが、心配です。ケイアンの近くの<ドンキホーテ>にも<マックスバリュー>にも売ってなかったからです。<バロー>のプロモーションレシピでは、ビーツを抜きにして、牛スネ肉にキャベツ、トマト水煮缶に玉ねぎ、人参、じゃが芋にセロリで教えています。
 手っ取り早く食べたい人は、MCCの2号缶が840gで1029円で買えます。MCCのレトルトパックが160g5袋で1100円で買えます。
 せめて、おもてなしなら、話題を楽しんでみてはいかがでしょう。
日本で初めてのロシア料理レストランは
岐阜の大垣出身の明治40年生まれの長屋美代さんが、元陸軍主計中佐の
ご主人が終戦で職を失ったことから、家計を助けるために、昭和26年に
創められました。日本でロシア料理をつくるなら、ムードを失ってはと
民芸小物を飾ったり、民族衣装を着たりなさっていました。
ケイアンの生まれた年に出版された御本には、
〝日本の雑煮と同じく、郷土により、いろいろのものがあって、、
ビーツの入らぬものはボルシチといえない。まれに地方によってはビーツの入らぬボルシチもある〟と書いておられます。
時代を経て、なるほどと想いませんか?
 1月15日の田原市の地元農産物の料理コンテストでは、
〝レッドポタージュ〟として、柔らかく煮た紫キャベツでスープをつくっています。ボルシチなら、サワークリームか生クリームを仕上げに落とすところを、豆乳と生クリームでつないでいます。長屋美代さんがご存命だったら、niceと仰るでしょうか?
 そうそう、AKB48のライバル=乃木坂46の小池里奈ちゃんは成人式で
〝とうふのような人になりたい。柔らかい味でいたい。いろいろな味に
染まれるから〟とコメントしています。
若い人にも支持されるのですから、ケイアンは自信を持って、巻きすしと、ボルシチをつなぐように、美味しい絹ごしとうふを、お洒落に一切れを
おだししましょうか?

PS
 ビーツの缶詰は、454グラムで188円で買えます。
そのまま、食べてみたら、慈姑のような感じです。てんぷらにしてもたべられます。茶懐石の小椋さんでは、見事な包丁捌きで5ミリ角で<箸あらい>の中に、入っていました。平成10年2月28日のことです。

ふきのとう

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2014-1-19 22:18
 寒いったらなんのって、酒を買いに行く以外には、外にでたくないなんて気持ちがよくわかります。
この二つととうふをつなぐのが、<ふきのとう>です。
雪や氷の間に、こごえながら、愛らしいつぼみをだしています。
 <氷>といえば、ケイアンは<永>という字とまちがえて書いていました。
今の仕事先のみなさま、ごめんなさい。高校2年のときの担任の林洋三先生なら、こんなときには、<致命傷30回>といって、<氷>の字を書く事を宿題になさるでしょう。ケイアンは英語が苦手でしたので、30回書くことでお世話になりました。先生お元気でしょうか?

 ふきのとうは酒の肴に最適です。
てんぷらにしたり、ふき味噌にしたり、さっと煮付けて当座煮にしたりします。1984年に師の村上祥子が、西日本新聞に<サラダ>を紹介していますが、これには、≪火≫が入りません。ふきのとうの苞を一枚づつはがして、
縦にきざんで、冷水であくぬきします。食用の花<白バラに桜草>とレタスでホワイトドレッシングをかけます。とても、おしゃれですね。
おしゃれには、程遠くても、湯豆腐の薬味になさればいけます。
ふきのとうの苦味ぬきは、たっぷりの水に12時間さらすことです。
もっと、苦味が気になるのなら、塩を入れた熱湯でゆでて、1時間冷水でさらします。もっと、苦味が気になるのなら、重曹を入れてゆでます。

ケイアンは酒が大好きですが、つよくありません。ふきのとうで生酒をたしなんでいたら、頭が痛くなりました。娘たちは二人とも、酒がもっと、つよくありませんが、酒の肴のようなものは大好きで、会社の宴会=居酒屋OKに育ちました。娘たちに食べさせるときは、いつも、とうふを脇においていましたが、これは、医学的にも理にかなっていると、ありがたいことに、2005年に、京都大学の家森幸男名誉教授の論文を拝見する機会があって知りました。

ふきのとうが芽をだすようなところは、その昔には、酒屋へ三里、とうふ屋へ二里といわれたのでしょうね。
ちなみに、リンクをつなげていただいている木村政雄氏は、酒は全くのめませんが、酒の席も酒の肴も大好きみたいです。とうふは好きだったのかを
初代秘書にお聞きしてみたいですね。

寄せ鍋

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2014-1-12 21:43
寄せ鍋はいかが?
 うちの松尾とくさんは、妙齢の後家さんです。(笑)昭和8年生まれ。
ケイアンのおせち料理を、毎年買ってくれてます。残った時のフォローサービス(笑)もさせていただいております。
20年前のケイアンなら、黒豆以外はちらし寿司の具に仕立て直していました。ご飯を炊くのと錦糸卵を焼いて、一人分の残り物で5人前のちらし寿司に<かさ増やし>です。
最近は、肉も魚も入るのだからと寄せ鍋に仕立て直しがおすすめです。ただし、黒豆だけでなく、なますと数の子もはずします。なますも冷凍できますから、後日の楽しみ。そのときは、目先を変えるように、すりごまをたしましょう。

かずのこは、おろししょうがとマヨネーズで和えてみてはいかが?師の村上祥子のレシピですが、かなり、アバウトでも美味しいです。

旅行社の広告をみていたら、シンガポールの名物に、<チリクラブ>と<スチームボート>が載っていました。
なるほど!<スチームボート>はシンガポール風の寄せ鍋のことです。
おせち料理の残りは、いきりくさくならないように、肉も魚もまとめて、<フランべ>しましょう。ステーキを焼くときみたいに<こむつかしく>考えないで、熱くして、日本酒かみりんをふりかけて火をつけるだけです。焼酎でもいいですよ。青い火からオレンジ色に変わるのはドラマチックでナイス。とうふと白菜くらいがあれば、<しるだくさん>に煮るだけです。寄せ鍋のとうふは木綿豆腐かな?絹ごし豆腐かな?どちらでもいいのですが、料理上手な京美人は焼き豆腐とメールをくださいました。
 なるほど!<スチームボート>は、干豆腐を入れるのかな?
干豆腐は、木綿豆腐をさらに固く絞って固めたような食感です。調理しても、角が落ちるようなこともありません。シンガポールのウエットマーケットで1丁30~50セントで売っています。シンガポール$は80円くらいです。

おせち料理と鍋料理

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2014-1-5 23:02
 新年早々にPCから、ユーザーモジュールが飛んでしまいました。
残念というよりも、<知らん>と<できない>のは本当に不便やわ。
 ブログのファンのみなさま、ごめんなさい。
 でも、この機会に覚えなおすのもいいかもしれませんね。
 
 おせち料理をケイアンの店でも、1人前5000円<税別>で売らさせていただきました。20人前をご用意しましたが、お買い上げいただきまして、ありがとうございました。
ただ、来年のことを思うと、8%の消費税が不安です。
今の仕事先は年末に税抜き表示にかわりました。明日から2日間、棚卸です。
ケイアンの楽しみは美味しいカレーがいただけることと、おぜんざいがいただけることです。

 メールを拝見しておりますと、おせち料理は冷たいので、鍋料理もなさるようですね。
ケイアンの育った家は<すき焼き>一辺倒でしたが、お客様をお迎えするなら
<かにすき>もいいかな?かには脚の大きなタラバかズワイがいいかな?
食べるのに不便でも殻つきのままで、肩肉もついていた方が<たべで>があります。<みいりがよくて、やわらかくて、あまい>


 ケイアンがお客様になるなら、<自然薯鍋>と<ポパイ鍋>が、是非とも
食べたいです。
 <自然薯鍋>は鴨肉をたたいて団子になさるそうですが、旨味の溶け込んだ美味しいお汁にすりおろした自然薯をふわっと固めて食べるなんて最高!

 <ポパイ鍋>は豚バラ肉と法蓮草の簡単明瞭の材料にニンニクがはいります。
これも、美味しいです。しゃぶしゃぶのようにポン酢でいただきますが、
豚バラ肉に限らずに肩ロース肉も、<サシ>が入っていてやわらかくてあまいですよ。

 また、ケイアンが、来年のおせち料理をもっと美味しくつくれるようにと、
他店のおせち料理をあえて、4日の朝までおとりおきしてくださった方もおみえです。みさこさん、ありがとう。べんきょうになりました。
 内緒で書きます。
 ★子持ち鮎の甘露煮で有名な店ですが、重箱の寸法に合わせて切りつないであるのが残念かな?
★豚の角煮はケイアンの大好物ですが、豚バラ肉は冷たいと食べにくいですね。
 ★昆布巻きは、この店の自家製とわかるような昆布の厚みと煮込み具合でした。
 ★今は、減塩と減糖志向ですから、ヤングコーンもお口直しのおつもりで
ボイルしただけで入っているのかもしれません。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
とうふ屋桂庵のご案内
かわら版 カレンダー
« « 2014 1月 » »
29 30 31 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 1
女将の著書
Warning [PHP]: opendir(/home/keian/www/keian/modules/d3blog/images/caticon) [function.opendir]: failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113