香りの強い緑のもの

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執筆 : 
keian 2015-5-11 21:13
筍ご飯と筍の木の芽煮、とメールをいただきました。
こんな風に筍料理を2品作るのは、掘りたての筍をもらって、あく抜きをしたときでしょう。
筍は、下の硬い部分で筍ご飯、上の柔らい部分でお吸い物など、食感の違いを楽しみながら、料理を作り分けることができます。
筍は竹の新芽のことで竹の旬と書きますが、新芽といえば山椒の木の芽も新芽で、この二つはとても相性がいい組み合わせです。
お店でも生の筍があるときは木の芽もそろえて横に置いて販売されますが、今はその時期も終わり、真空パックの茹で筍を買い求めたケイアンは、「四季の香り」とパッケージに書かれた南天の葉を、木の芽と間違えて買ってしまったオタワケ者です。
よくよく見れば木の芽と南天の葉は、まったく違う形状なのに、「四季の香り」という包装の言葉に、家族全員が木の芽と思いこみ、そのまま筍の木の芽煮を作ってしまいました。食べてみたら、香りはしないし、葉っぱは苦い。ようやく南天の葉だと知ったときには、気づけなかった自分が悔しいやら、珍しいものを食べておかしいやら。
あわてて、木の芽を買い直しに行ったおかげで、スーパーの三心、あおきスーパー、アピタ、フランテ、マックスバリューとはしごをしました。
今回の思い込みの失敗をきっかけに、高島屋に入っている八百一の店長さんともいろいろなお話をすることができました。店長さんは、「木の芽は筍の脇役。自分の仕事も脇役。お客さんに喜んでいただくための脇役」と言ってみえました。木の芽があるだけで、普通の筍との煮物が料亭風になります。木の芽は脇役ですが、重要だと気が付く次第。
木の芽はすべて温室で栽培されていて、お正月のおせち料理用に販売されることも今回初めて知りました。
山椒の木が大きくなることやら温室栽培のことまで教えてくださった、八百一の店長さん、ありがとう。

ついつい電話して聞いてしまいましたが、クレーマーは自分の馬鹿さ加減を誰かに訴えたくて、つい話してしまうのかなあ、と思いました。
 
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