車中泊

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keian 2009-6-15 6:45
 日曜日は、わかいひととのふれあいです。
お客様の予約を受けておりますと、車中泊でと、遠方からのご来店がよ
よくあります。
私子育て時代は、時間もなくお金もなかったので、当時の配偶者も
若かったことから、彼の運転で、金曜日の夜に出発して、車中泊で、
土曜日は、目的地で、朝早くから行動。
その日の夜は、ゆっくりと民宿泊りでしたから、吃驚しなくていいのですが
いま、お迎えする立場になると、ついつい、おせっかいを焼きたく
なります。
とうふ屋桂庵は、料理屋で、民宿でないのですが、、
もっとも、許可さえ取れれば、民宿にしたいところなんです。
今思えば、反発もしたけど、義兄は、そのイメージで応援してくれて
いたんだと感謝します。
25年近く前に、前後車中泊で山口県の萩市まで行きました。
そのときの、<すずめのお宿>の三輪靖子さんが、昨年の7月15日
にとうふ屋桂庵を訪ねてきてくださいました。
運転は若いひとでしたが、79歳で療養中の御身で、ありがたいやら
うれしいやらで、吃驚しました。私が萩市を訪ねたときの三輪さんは
何歳だったのだろうかと思っています。
時代が違うから危険と、心配してくれるお客様もいてくださいますが、
なにか、おせっかいをしたいです。
車中泊は、夜寝るまえに必ず入浴できることと、朝早く起きたときに、
新鮮な空気が入ってくることが、成功の秘訣です。
 奥飛騨へ出発とのことでしたが、高山の朝市一番乗りかな?
それとも、隣の古川かな?両方とも、三の町筋で、全く同じ風情の
あるところが、双子の城下町といわれる由縁です。
また、この<由>という字には、一番のという意味があると教えてくれたのは、焼酎に詳しい地元の酒屋さんです。旅は楽しいですね。
私は、旅は大好きでしたが、とうふ屋桂庵を持って以来、
お客様のお話を聴くのが、もっと大好きです。
奥飛騨のお話を楽しみです。

りょうりのはなかご

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keian 2009-6-14 7:08
一茂くんとのトークが、<料理の花篭>ということになりました。
私は、この話は苦手なことでして、、、、
然しながら、とうふ屋桂庵を続けるのは、やる気と勇気が大切ととりくみます。
懐石のお椀盛りなんて、花篭そのものです。
日本料理では、板前さんの修業に、お花のお稽古があるくらいなんです。
一番最初に中心になるものをきめます。しんじょうのようなものが多いですね。
とうふ屋桂庵では、しんじょうではなく、美味しいお豆腐を、おだしであたためておきます。そのうえに、薄くてさっと、火が入り、うまみがでるものをのせます。
これは、いつもお願いしている魚広さんとのコミュミケーションできめます。
香りがたつもの、のどをこすときに季節を感じるものが、あしらいです。
あしらいを、何にするかを頭にいれておきます。あしらいは、3角形に盛り込んでいきます。
池坊流でいうと、真副体にあたります。
お花のお稽古とちがうところは、お花は、真副体を決め、ポイントになりますが、
お料理の盛り付けは、ポイントがあって、真副体が決まります。
あしらいをおいて、充分に吟味したあつあつのおだしをはるとき、胸をはる気分で最高です。お椀の蓋をとってくださるお客様のお顔が目にうかびます。

それにつけても、料理って、プロセスを楽しんでいるのだと気がつきませんか?
ですから、、湯斗におだしをいれて客席でつくることもあります。

一茂くんが、みせにきてくれた器は、土はこちらのものですが、須田精華氏のつくる九谷焼のいろあいです。なるほど、料理の花篭は、料理は花篭なのかもしれませんね。
大阪の曽根崎新地に紙なべ発祥の店で、<蘆月>というところがあります。
なにわの野菜を、50種類をなべで食べさせてくれるのですが、煮てくれて、とりわけてくれる仲居さんが、神業です。
そのたびに、お椀盛りを作るようにもりつけてくれます。
このリンク集の木村政雄さんのHP 2006.2.28.秘書の澤直子さんのブログを
みていて感動しています。

なすのこと

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keian 2009-6-13 8:53
なせばなる、なせねばならぬ、なにごともなんてことをいったのは
だれやねん。
私です。金曜日は、ふれあい探求じんとの交信です。
なすを使った料理をかくつもりでしたが遅れています。
なすは、成すのごろあわせで、縁起のよい食材であります。
油との相性がよいので、ぱーっと揚げて練り味噌で、
ボリュームを出すには、ひき肉だねをはさんで揚げる。
マーボなすも評判のおかずです。
マーボなすよりもお手軽でおいしいのが、パソコンくらぶのお友達
第一号になってくれた方が教えてくれました。
そうそう、このぶろぐも、木曜日だけはおやすみなんです。

ひき肉に火を入れてから、調味して、あく抜きしたなすをいれて
たきあげるそうですが、かくしあじがごま油。
美味しそうですね。

とうふ屋は、油あげをいれて煮るのが、夏のおかずですが、
このときだけは、お砂糖をいれないで、おしょうゆだけです。
なすの水分を考えて、3つの加減をします。
目で見て知る<めばかり>と
手で触って知る<てばかり>と目も手もおさえて知る<こころばかり>
です。味を見るときは、目もとじて、動かないことです。

私も50歳を過ぎて、論語でいう<知命>になりました。
このぶろぐを書くことによって、何かを伝えられたらと、思っています。n

つゆ

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keian 2009-6-11 7:19
なんとなく、入梅のような感じですね。
主婦も長いことやっていると、予測ができるだけにはいるまえから
気がめいってきそうです。
 なにが一番いやかというと、洗濯物が乾かないこと。
これに尽きる。
洗濯を毎日するのはなぜかというと、干す場所にかぎりがあるからだときがつきました。容量の大きい洗濯機を買うことはできるし、
パンツも7枚買ってあれば、日曜日は洗濯曜日にすることもできる。
毎日洗っていても。おつぎが乾いてくれないと、どんどんたまる。
干し場を増やすとすれば、空気が乾いているところとなると、
部屋の天井近くに吊るすことになる。
部屋にはいってきたひとが、おもわずひくことになるらしいと、
面白いことを発見。
  
出し入れしやすいように、バッグの口を開けっ放しにしていました。
なにげなく、お店での買い物のときに、足元に置きましたが、
お店の商品と間違えられかけました。
私は、なんとも思わない普通の行動だたのですが、

間違えかけた男性から、ひとことです。
<あけっぴろげだから、商品かと思った。自分の持ち物なら閉じておく>
何もかもわかってしまうのは、庶民的と思っていた私は、なるほどと
ひとりで反省したわけです。
それにしても、風呂場で乾燥機という発想で、新築のお家が乾燥機を
お付けになられたのは、すごくえらい。えらいけど、光熱費の負担が
えらくなる日は予想してなかったみたいですね。

洗濯物から、どんどん発想が、一人歩きしてますが、つゆは、もの
思うころです。

みたらしだんご

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keian 2009-6-10 6:10
火曜日は、、下内屋さんで買うことのできる道具のことなど、またその周辺のちょっと
楽しいお話を書こうと思っています。
今日は団子を焼く道具です。
アルミのような白金色です。プロ仕様の道具ですから
普通の人は買うことはなくても、お店でみているだけでしょうね。
お店のモノは焼きこんで黒いのですが、ここでは白いものをみることができます。、
団子も、白いモノを焼いて黒くなるわけです。
 そんなことを、考えながら買うことのできる気さくなお店ですので、私は、ついつい、
つかつかと入っていってしまいます。
お茶席では右足からはいってともったいをつけるのに、古いお付き合いはありがたいですね。
 ところで、なぜ、<みたらしだんご>というのでしょうか?
<みたらし>を漢字で書くと、<御手洗>です。
これは、京都下加茂神社の入り口にある参拝者が手を清め口をすすぐ場所のことです。
近くに、<御手洗川>というのが残っています。
神社の神饌としては、、竹を扇のように10本にさき、1本に5個づつさして、50個です。
はじめの1個と2個目の間をあけます。1個目が人の頭で、後が身というわけです。
近くで売っているものは、4個です。
下内屋さんのお店の道具は5個のような気がしますが、どうでしょうね?
 さっと焼いてから、甘辛のたれにつけるときは、5本の指の間に4本の串をはさんで、
一度にひきあげますから、人の体は、神様もご存知でよくできているのかもしれません。

ぺーじ4

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keian 2009-6-9 6:21
月曜日は、縁の有った人とのことを書くことにしています。
 この人なくしてはというのが、木村政雄氏であります。
おすすめリンク集に一番にはいっていただいております。
私は、よく初対面の方に<彼を知っています?>とたずねるのですが
その相手の反応が、年代を感じさせるのですが、、
 私は、20年以上前のどちらかというとバッシングの週刊誌の
記事を読んで以来、なんとなく好きなんです。
なんとなく好きだった人と縁ができたのは、彼の主宰する有名塾の
おかげです。彼に少しでも繋がりたかったことから、人との出会いが、
あったわけです。私にとっての有名塾は有縁塾ですね。
このHPをつくってくれたのは、中村勇氏です。彼のHPを作った人に
どうしてもお願いしたくて、横浜まで出向いたのが、2年前の5月19日
のことでした。このHPは、2年ががりなんです。
私が、全くPC能力がないことが幸いして、納品を待ってくれた分だけ
いいものができました。それにこたえるべく、毎日、このかわら版を
更新しようと思っています。昨日お会いした若いひとが、ちょっと
嬉しくなることを教えてくれました。
ぺーじ4のことですが、本当に知らないことを教わるということは、
楽しいことですね。

わかいひとのきもちは

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keian 2009-6-8 9:25
日曜日は、若い人とのふれあいを、書くつもりでいます。
また、また、更新が遅れてしまいました。
PC能力もですが、自分の気持ちに屈託があると、文章を書くことは
進まないみたいですね。
反省。このかわら版を書き続けるためには、自分の気持ちを、
朗らかに持っていくことが大事かな?
 そして、何よりも、コメントを下さった方、お問い合わせに
メールを下さった方の気持ちを、大切にすることだと、
思います。ありがとうございます。
 ところで、若い人が働く意欲をなくすひとつが、
長く働いている人からの引継ぎにあるみたいです。
私のことですが、小さいときから、かわいがってもらった叔母ですが、
さあ、退職というときはたいへんでした。
なにがって、いっさいモノを言わなかったからです。
それまで、親族のことであり、言いたいこともいえば、
モノのやりとりも煩瑣でした。いまになってみると、そうだったかな
、こういうことを、時が解決するというのかな?
だいたい、モノ言わないというのは、自分の都合であって、相手である
若い人には、なんの責任もないことが多いのですから、わりきることです。
昨日の分がいまになってしまいました。
これから、若い人と会うことになっています。
また、別の話を聴くことが楽しみです。

キトキトとぶりおろし

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keian 2009-6-7 10:53
今日は、一茂くんとのトークなんですが、
パソコンのお勉強と重なり、またまた、遅れてしまいました。
タイムオーバーを、果てしなく繰り返したわけではありません。
 <キトキト>から、はじまって、<ぶりおろし>って、どんな料理ですか?
ということでしたね。
両方とも、富山県の氷見という、寒ブリで有名なところの言葉で、料理名でありません。
<キトキト>は、魚の鮮度が、抜群なこと。
<ぶりおろし>は、ぶりが美味しい季節のこと。或いは、その季節の雷鳴のことです。
俳句でいえば、これは、冬の季語になります。
12月から、1月は、北から、南に下がってくる親ぶりで、春先の産卵にそなえて、よくえさをとり、太って脂がのるからです。また、身を切るような冬の海に船を漕ぎ出す漁師の心意気を感じさせるような、冷たい風のことを、言います。
 さて、その寒ブリを盛るうつわのことですが、、、、
決まりはありません。
丸でも、四角でもいいのです。
ただ、日本料理には、いろいろ、きまりごとがあるみたいです。
どれも、美味しく食べてもらいたいという心からですが、それよりも、その素材に感謝するところからです。美しさと同時に食べやすさです。
たとえば、染付けの角皿の場合、常に真横に使うとは限りません。
角を、手前にもってきます。盛り付けは、対角線を基本に、流線形に切られた焼き魚を
真一文字に盛り、これは中心です。その前に、口直しになるような、赤カブの酢漬けを、
後ろに、季節を感じるような、葉っぱを飾ります。上下に器の広がりを感じるでしょう。
 大切なことは、当たり前ですが、箸を入れやすい方向を考えておくこと。
基本は、時計の針の11時の向きです。
盛った料理が、9時から11時の間の角度を向いていると、右手に持った箸が、
すっと入り、とりやすくなります。
 と、いうわけで、富山からの出張の話を楽しみにしています。

トン汁

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keian 2009-6-6 6:25
ふれあい探求じんとのお題が、トン汁となりました。
彼の作り方は、真にせまっています。
具よりも、みそとだしで決まるとのことですが、
いかにもそのとおりですね。
栄養学的には、たくさんの野菜をたべるところにあるのですが、
汁を吸うときは、うまみと香りです。
うまみのなかには、野菜からでたものと、豚肉からでたものの
複合があり、香りには、吸い口があれば上等ですが、
大衆食堂でみていても、必ずといっていいほど七味唐辛子を
かけていらっしゃる方をおみかけします。
具は、豚肉は一人当たり20グラムくらいと決まるのですが、
野菜の種類と量はさまざまとなります。
だいこん、にんじん、ごぼう、さといも、じゃがいも、さつまいも、
ねぎあたりですが、
こんにゃくをいれると、たぬきじるになります。
豆腐をいれると、みそけんちんじるになります。
なんでもいいのですが、いもの類と豆腐とを同時に
いれることだけはなさそうです。
それだけ豆腐の個性があるようで、ないようで、強いので
しょうか?
きょうは、うちの松尾太郎くんに同行して、学校給食会に
豆腐の納入の返上の手続きをいたしました。
連絡ミスが重なり、みそけんちん献立のときに、
調理員さんをあわてさせたことを思い出しています。
滞りなく学校給食の配膳は済みましたが、思うところがあって、
ひとりであらためて、校長室に出向きました。
今年の2月のことでした。
勉強してもらうための学校給食から、食べてもらうための教育に
使命が変わりました。一事が無事で終えられたことが、
なによりです。ありがとうございました。
 そんなことを思い出しながら、豆腐は入らないけど、
もやしが入る、ふれあい探求じんのトン汁を、
今日は作ってみましょうか?

katikann かちかん価値観等価交換。

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keian 2009-6-4 5:43
普通の主婦というか、、
1ヶ月に5万円の収入があって、年間60万円というのが、
私の子育て時代でしたが、、、
いまは、どうでしょうか?
ドラッグストアーで、パートで、働いている友人の話です。
一週間に3回の出勤で一ヶ月に8万円以下の収入だそうですが、
やめたくなったそうです。
お金の問題は、大きいのですが、これは、ちょっとはずれていて
薬事法の改正が、からんでいるみたいです。
<もう、複雑で、頭もついていかないし、一番いやなのは、
レジのお金が合わないときの、店長訓話>
<私と、特定されているような目で、見られているようで、
こんないやな思いするくらいなら、それだけの、お金をもらってない
わ。やめたい。>というような感じでしたね。
<やめたい>という問題を、聴いてみると、お金が欲しくて
働くというところから、もうひとつの等価交換を、望んでいるような
気がします。
お金で買えないものも、大きいのでしょうね。
お金で買えないものは、時間と心かな?
 
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