なくしもの

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-23 23:13
失くしものをしたときは、不安になります。
失くしたものに、それまで感じていた以上の愛着を感じて、手元にないことがさみしくて、不安で、あちらこちらをめくっては、ため息をついて、気もそぞろになってしまいます。そんなものだから、ふとした拍子に出てきたときの嬉しさといったら。特にそれが、思ってもみない場所から出てきたときには、嬉しさと一緒に笑いもこみ上げてきて、誰かに話したくなるものです。
今日の女将はまさに、そんな気持ちです。

今年のお正月は、次女の嫁ぎ先の実家に大晦日から集まり、にぎやかな一年の幕開けとなりました。これから始まる一年の大事な一日目だから、と元旦から着物を着て、みんなで、おせちをつついて、楽しく過ごし、いい気分で岐阜に帰ってきました。
ところが、先日、その時に締めた帯をしようと、いつもの場所を探しても見つかりません。どこか別の場所にしまってしまったかしら、と思い当たる場所を、片っ端からひっくり返しても、やはり見つかりません。とうとう次女の嫁ぎ先に電話してみますが、それでも、見つかりません。
こうなったら、”やかん”にお願いするしかない、と、やかんに紐をくくりつけたところ(松尾家では、昔からなくしものをすると、やかんの取っ手にひもを結んでおく)、ふと思い出しました。
1月1日の夕方、いい気分で岐阜に帰ってきて荷物を片付けるが早いか、父母のもとに行き、「本当に、娘をいい家にもらってもらった。あんなにあたたかいお家の家族にしてもらったなら、幸せなこと」と報告したのでした。
さっそく、父母の部屋に行き、あちこちめくってみると、出てきました。父の布団の中に、私の帯が隠れていました。どうりで見つからないはずです。
自分でもおかしな話です。失くしたことで、がっかりしていた気持ちが一気に、笑いに変わった瞬間でした。
でも、嬉しいことですね。帯のことなんか忘れてしまうぐらい、それぐらい温かい気持ちにさせてもらったのです。

今日はもうひとつ、温かいお話がありますので、ご紹介しましょう。
ここ最近はあたたかい日が増えて、春もすぐそばですが、スーパーなどの店先にもおいしそうな苺が毎日ならんでいます。
あるお客様が「苺は食べたいけど、体調がすぐれなくて、苺を食べるにはもったいないから」と言うのを聞いたその方の配偶者が、こう言われたそうです。
「何が一番もったいないかと言ったら、親からもらった体を大事にしないことだ。食べたいなら、食べたらいい」
”もったいない”という言葉には、ものを大事にする心が詰まっていますが、何が一番大事なことなのか、見失わないようにしていきたいものです。
おいしいと思ったり、感動したり、笑ったり、泣いたりできる体があるって、本当にありがたいことです。
配偶者の方がパートナーを大切に思う心も伝わってくる、そんなエピソードでもありました。

ゆであずき

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-22 20:03
松島さんへ
個人情報になるので、書けないこともあるのです。
というわけで、
UPしているのは、何日か後です。
ごめんなさい。
美味しいゆであずきについて書きます。
私は、某メーカーのものも大好きです。
師の村上祥子のもとに、学びに行っていたときのメニューに
ごまブラマンジェというものがありました。
牛乳2カップに、練りゴマと砂糖が30gづつで、片栗粉がつなぎに
小さじ1入ります。うすいとろみがつくまで煮てから、粉ゼラチン5gを
加えます。粉ゼラチンは50gの水でふやかしておきます。
4等分してから、流しかためますが、トッピングは小さじ1づつのゆであずきです。
つぶあんでもこしあんでも、ぐっときません。
作ってみると、ゆであずきはびっくりするほどの砂糖を使いますから、、
現代向きではないかもしれませんね。
師のレシピには、そのためか、ミントの葉を飾って、清涼感をだいているようです。
私は、濃厚な甘味が好きですから、飾りません。
自分の好みを通すことは、我儘ですから、かなり、自戒をしているつもりですが、どうでしょうね。

ゆであずきは、
戦争中の兵隊さんの何よりの楽しみだったそうです。
100g中に砂糖が60gです。含糖率60%です。
お菓子の作り方を教えるときは、配糖率で60%で教えることが多いです。
生餡に対して、60%の砂糖を加えるのが、並餡としてベースとされてますが、小豆の量に対して、
同量の砂糖が入ると、配糖率は50%になります。
小豆の質とゆで方、あく抜きの歩留まりは、微妙にちがってくるでしょうが、甘味がじっくりとしみこんだ、ゆであずきは本当に美味しいのです。
水で薄めてぜんざいにしても、また美味しいのです。
50%以上の配糖率にするときには、白ザラメという氷砂糖のような
砂糖にします。この場合は、砂糖に水を加えて、蜜にしてから、加えます。
もう、一度、火を入れてから、火を止めます。ひと晩おきます。
冷蔵庫にいれておけば、わるくはならないでしょうが、香気がとびます。
4日が限度です。
餡の煉り直しがあるかもしれませんが、近頃のs-ジレスとか、或いは、トレハロースとかの表示を見るよりは、こちらの方が、美味しいと思うのは、私が、昭和33年生まれだからかもしれません。

ゆであずきから、つぶあんに仕上げるときは、しゃもじを、手前から、
向こうに底をこするように動かします。
一秒間に1回くらいの動きと焦げないくらいの強い火が大切です。
弱火だと、色つやがさえません。
色つやをよくするために、水あめを加えることも、朝日カルチャーに
通っていたときに習いましたが、どうでしょうね。
加えるなら、砂糖の1割かな?

そうそう、ぜんざいが好きな殿方って、結構みえるのですよ。
でも、焼き餅が入っていないと、食べられへんとのこと。
戦前は、亀山というと、焼き餅が入っていなかったそうです。
私は、亀山に牛乳をかけて食べるのも大好きなんですが、、、

ろかぎ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-19 9:50
一茂くんからの発信です。
大正から、数えて、今年で、100年になるそうですが、
<ちょっと昔の道具の道具たち>という展覧会も、それにちなんで、岐阜市の歴史博物館で開催されています。
使ったことはないけれど、見たことはないけれど、言われてみればわかる道具のことのようです。
囲炉裏というのは、部屋の床の一部分を切り開けてつくった火焚き場です。
居るという字を本来はあてました。家の中心をあらわしています。
また、この座る場所も決まっていました。外からの人を歓待するのも、
この場所です。集うという意味合いも多いのです。

現代の生活では、お茶席には必ず欠かせないモノであります。
外国の方に紹介するには、
ro
sanken hearth
From Nobember through April ,we use ro.
A ro warms the room well.
It is said that the ro was originally inspired by the large hearths in farm houses.
となりますが、茶席との決定的な違いは、自在鉤をつるして、煮炊きをしないところにあります。
この、囲炉裏に鍋をつるすための道具が自在鉤です。
火の強弱に合わせて、鍋を上下できるように、横木をつけて、縄や鎖で
留めるわけです。横木といっても、鉄製もあります。
鯛や鯉などの魚の形をしたものは、防火の意味合いがあり、魚の頭を、必ず
家の奥に向けました。自在鉤を天井に近い梁からさげるための支柱には、竹がつかわれています。竹は、暑くても寒くても、のびちぢみしないので
安定がいいのです。
また、その名残でしょうか?
自在鉤を必要としない茶席の花入れなどには、<煤竹>が珍重されるのです。囲炉裏の煙にいぶされた綱とか竹は風情はもちろんのこと、丈夫である
ようです。もちろん、虫も喰いませんから、熱くて重いものをつるしても
安心なのです。
自在鉤のしくみは、横木は斜めで止めることにあります。横木を水平にしたときに、長さが調節できます。

桂庵の入り口に、お客様をお迎えするために、一輪の花を飾ります。
花入れの作は、故笠原正隆氏です。
この方の御実家は、酒屋さんで、スーパーマーケットの先駆者です。
私が、赤ん坊の頃、松尾家のとうふを買っていただいておりました。
飛騨の合掌造りの家を訪ねては、<煤竹>で茶杓を作られることで、著明な方でした。

また、今回の<煤竹>については、岐阜市立図書館の司書の方に、お世話になりました。私は自分の名は覚えてもらうくせに、お名前を覚えるのが下手です。ごめんなさい。御親切は忘れません。この場を借りてお礼をもうしあげます。

ピンクのマグネットループ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-16 18:39
ピンクの可愛いひとは、いとうさんです。
岐阜市役所の2階で働いているひとですが、思うところがあって、会いにいってきました。

第3
資産の活用における自動車の保有についてです。
ガソリンスタンドの方にきいたお話では、ガソリンを入れることはしても、
いかに、車検切れの車が多いことかということです。

コピーをいただいてきましたので、興味のある方はメールをください。

松尾家では、生活の手段としての自動車の保有のみでした。
資産の活用でもなければ、レジャーとしての趣味でもありません。
端正な運転ではなく、必死の形相で運転していました。
スピード違反もしますが、シートベルトのかけ忘れも数知れずでした。
私などは、交通事故で救急車で運ばれても、シートベルトをいまだにかけ忘れます。
運転免許をいただいておりますので、能力はあるのでしょうが、社会生活を
していく上では、社会の迷惑とまではいかなくても、反省すべき点はおおいにあります。
いとうさんの笑顔は、ある方の身分の保障のために、ひと肌ぬいだと
思う自分の思いこみを教えてくれました。
いとうさんの職場は、画一的でありながら、業務の解釈には、担当する
ひとの個性があります。
松尾家のような、同じ土地に生まれ、同じ土地で育ち、同じ仕事を
してきた人間には、ある意味では新鮮でした。
小説を書く人間には、ウオッチングができることと教わりました。
ウオッチングには、いとうさんのようなあたたかいまなざしが必要です。
まなざしのしたには、ピンクのやさしい色がありました。
いとうさんとは、初対面ではなく、市役所をでた仕事場で3回お会いしてます。人は第一印象で9割決まるという説がありましたが、どうでしょうね。
第一印象は受け取る側の気分のところだってあるのかな?

ピンクのやさしい色は、実は肩コリの磁気ネックレスだったようですが、
私には、<佐保姫>のようにみえたのです。
女将らしい服装を、小倉弥生先生に2時間4万円で指導を
受けましたが、<佐保姫>を教えてはいただけませんでしたね。

いとうさんの魅力は、よいひとであること。
能書きをならべたてないこと。ひかえめながらも、話に充実があることです。電話ですませたはずの要件でしたが、もう一度お会いしにいってよかったです。
もちろん、私の生活用品としてのハリアーデビューになりました。
ハリアーに乗るときには、すこしだけ、気をひきしめるためにも、服装を
ととのえることにしました。
いとうさん、ありがとう。お会いする日を楽しみにしています。

解除

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-15 23:56
やっとブログを書くことができました。
バレンタインのプレゼントは、おおいにしましょう。
自分を救ってくれました。
下内屋の社長に御子息に感謝します。
相談は、自分が一番苦手とするひとにしたことが、解除につながりました。
自分が壊れそうと思った時の判断
1、やる気がおきない。
2、ひとのせいにする。
3、優先順位がきめられない。
この、3つのような気がします。
バレンタインデーが近付くにつれて、憂鬱になってきていました。
義理チョコにすぎなくても、広告と営業としては、さけられません。
うちの、松尾とくさんが、<丸揚げが並んだ>と100個、200個と揃えていた
笑顔を思い浮かべても、苦しくなるばかりでした。
それでも、会社全体で降るような好意をくださっているところも、1k連あります。
先つ、そこ1軒だけは、作ろうと思った時は、タイムリミット直前。
そうして、材料の用意がありません。
あとから、考えれば、本来の私の土壇場で誉めてあげていいところなのですが、かって、料理コンテストにアタックしてきたのごとく、材料をならべました。お金をいただくのではないのですから、プレッシャーを感じなくていいのですが、自分を救うために、私にしかできないものができました。
1軒の分ができれば、あの方にも、この方にも、と数が増えました。
松尾とくさんと数でタイがはれるのは、来年かな?

作ったのは、ハートのおにぎりです。
ハートの飾りはピンクです。
さー、何でできているのでしょう。
花の味がすると言って下さった方には、嬉しくて涙がでました。
チーズ?と聞かれたかたには、なるほどと思いました。
師の村上祥子のケータイにかけたら、ちょうど、撮影の真っ最中でした。

親愛なるふれあい探求じんさまへ

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-12 13:00
過日は、娘たち二人に御心遣いいただき、恐縮です。
<嬉し実>を表現したくてなりません。
とうふ屋ならではのサプライズを考えました。
御笑納くだされば、幸いです。
松尾太郎くんは、研究熱心でした。データー管理がペケポンでしたが、有形無形で、とうふ作りを私が受け継ぎました。
豆乳を牛乳と同じくらいの簡便さで飲めるようになったらいいのになと
思っていたら、こんな商品を手に入れることができました。
牛乳と同じくらいの価格と飲みやすい濃度です。
<美味しいモノ自慢>の会で使っていただけたらと思います。

とうふは豆乳に苦汁または澄まし粉という凝固剤で固めてつくります。
欧米の方に、教えるときには、牛乳にレモンで凝固させるカード<擬乳>
のように表現することもあります。

大豆2カップは300g。袋に入っているものは、250gのことが多いです。
これは、2合といって売っていた時代の名残でしょうか?

大豆の3倍の水に浸します。大豆が2.5倍になります。
これを水とともに挽きます。水の量によって砕き具合が違ってきます。
ドロドロの状態で呉とよびます。
鍋で加熱するときに、この呉と同じ量の水を加えます。
呉がドロドロで焦げ付きやすいので、この水は、先に鍋で沸かしておいて、
そっと、その上に呉をのせるようにします。
もっとも、はじめから、混ぜて加熱することもありますが、全体の濃度は同じです。ミキサーで砕きながら、加熱していったら、25分でできるのじゃないかというのが、この機械です。よくできていると思います。
ただ、とうふ屋の少量仕込みが1升に対し、家庭では2合。それよりも、
少なく、大豆100g分というのが、今風ですね。
私も、目から鱗になりました。私自身が、大豆100gをひと晩水にもどして、水を切り2カップの水を加えて、ラゴスティーナというイタリアのメーカーの圧力鍋で10分加熱という手順で、炊いているのに気がつかなかったのですから。
さっぱり豆乳なら、大豆100g<もどしたものなら200g>にはじめから、水を1100cc加えます。こっくり豆乳なら、大豆は350gに水は
1400ccです。この数字は、完璧ではなく曖昧をあらわしています。
ミキサーの容量の水位も、上のラインが、1500ccで下のラインが1300ccのようですから、おおらかにいきましょう。出来る豆乳もオカラの絞り具合も含めて、1000ccから1200ccとなります。
とうふもできないことはないですが、600gから650gの大豆をつかっても1丁分ですから、これは、ぜひとも桂庵へ食べに来て下さいね。
歓迎します。

同送したものは、コスメック社の石鹸とゆであずきです。
説明をしようと思っているうちに、肝心のコードを入れ忘れました。
娘たちに、ポイントがずれてるんだからと笑われる筈ですね。
2便で送りました。シンガポールの塩とお雛様の落雁を同送しました。
着いたら、メールください。
木村政雄氏は、遠くになりましたが、貴方とご縁を結んでくれた有名塾に
感謝します。

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-10 18:31
一茂くんからの発信です。
フクロウと読みます。
そういえば、陶器の傘立てをみかけなくなったね。ということからですが、
フクロウの意匠のものなら、カタログにもあるのだそうです。
傘自体も、安価な使い捨ての時代です。
お店としても、置傘もなくなってきています。

フクロウには、不苦労の語呂合わせで使われます。
このあたりになると、
言葉に対する普遍性の領域かな?
ミミズクと読むよりはいいでしょう?

以前にうさぎの図柄の陶器をロゼ画廊で買った時に、<なんで、この図柄を
描いたの?>と店主の松岡さんにたずねたことがありました。
大昔の名物岐阜市長の松尾国松氏の長男の家柄の方とごく親しい方でしたが、知識よりも感性で、商っておられたように思います。
もっとも、私が店主になったからこそ、今となっては言えるわけです。
買っていた当時は、語呂合わせでもなんでもいいので、買うことを納得させるための理由づけが欲しかっただけでしょうね。
その器は、なくても不自由するものではなかったからです。
不苦労の傘立てもなくても不自由するものではないでしょう?
でも、あったら、和むような、入口のモジュールです。
雨の日に出ていなかったら、さびしくて、置き場所にとまどうものでしょう?嫁入り道具の下駄箱に傘立てがつかなくなったようなものです。
うさぎの図柄にもどります。
松岡さんが、器を作ったひとにきいた答えは、<なんとなく作った>でした。ロゼ画廊は、経営者も何人か変わった挙句になくなりました。
器は残っていますが、<なんとなく>にものたりない思いは消えません。
買うひと、つかうひと。残るモノに対しては、答えを残すべきでしょう。
それが、モノに対する普遍性だと思います。
不苦労だと思って作れば、表情も可愛くなるでしょう。
たぬきの置物と同じように、いらっしゃいませと迎えてくれるでしょう。
イメージがぱっぱっと立ちあがってくることでしょうね。

旧正月 in シンガポール

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-9 15:57
桂庵のPCを新調したら、メーラーの設定が必要になりました。ところが、設定に必要なパスワードやらアカウント名が全然わからない…。と悩み果て、またもやブログの更新ができていません。
というわけで、今回もシンガポールからヘルプです。文明の利器というのは便利の不便?!Skypeで簡単にコンタクトが取れる代わりに、簡単にこういう時のヘルプも求められてしまうわけです。

季節がら、シンガポールの旧正月の食べ物についてご紹介します。
今年の旧正月は2月3日。シンガポールでは3、4日が祝日となり、ほとんどのお店が閉まります。シンガポーリアンはどう過ごすかと言うと、1日目は奥さんの実家にご挨拶、2日目は旦那さんの実家にご挨拶、という具合に過ごすそうです。

おせち料理のようなものがあるのかどうかは確かめてませんが、よく食べられる料理として、撈起(ローヘイ)があります。ローヘイとは広東語で「撈起」と書き、漁師が魚を引き上げる動作を表します。料理の中身は、刺身入りの中華サラダ。これを一斉に箸で高く持ち上げ、皆で釣り糸をひきあげるような仕草をしつつ、「ローヘイローヘイ」と唱えてから食べるそうです。この動作は「大漁→お金に恵まれますように」と祈る意味に転じるんだとか。
私はまだ食べたことがないのですが、会社の皆さんと食した旦那さんが「正直、あんまりおいしくなかった…」というので、あえては挑戦してません。

シンガポール 旧正月 1

また、どの家も年始まわり(?)の来客に備えて、簡単なお菓子を用意しています。なかでも旧正月らしいのが、パイナップル・タルト。今年は旦那さんが、会社の同僚の勧めで予め購入しておいてくれました。最初「ほんとにおいしいの?」と疑っていたのですが、これがおいしい!!そもそも、この勧められたパイナップルタルトが結構高めだったらしく、ローカルの人たちには「高い、高い」と言われていたそうですが、おいしかったので◎。これは来年も買いたいな♪

シンガポール 旧正月 2

退職

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-8 20:25
会社と店には破綻があるが、店のオーナ-の退職はないかな?
ここで、悩んでいたら・・・
メールをいただいたので紹介します。
  ☆悩んでいるより、まず、実行・・・・・67才男
  ☆会社員でも退職後も働くことに
   決定。          ・・・・・59才男
  ☆退職が無いてええことや
     年金生活       ・・・・・62才男
  ☆そりより、ガス代払えん
     それでも、店開けた。 ・・・・・62才女
  ☆子育てには、退職はないよ!
   「親も子も生きているかぎり」
   とばーちゃん見て思う。  ・・・・・30才女

士導くん

カテゴリ : 
ブログ
執筆 : 
keian 2011-2-6 23:41
今年いただいた年賀状の中に,とても、可愛い男の子の写真がありました。
なんとか、UPしたかったのですが、個人情報のこともあって、
悩んだ挙句に、やめました。

個人情報という言葉を聞くと、ネガティブな感じがしていましたが、使ってみると、また、これは、都合のいい言葉になっている感じですね。

そういうと、私も弱気になってきたんだと、丸くなってきたこととすりかえてしまいそうで、残念です。
年賀状を下さった方に、お礼がいいたくて、本当は,書きだしたのです。
どこかで、見ていてくれることを願います。

店を続けて行く上で、決断をせまられることがありました。
なにをしていても、ネガティブになってしまいます。

決めるのは私でも、ついてきてくれたひとへの責任があります。
あまり、有言実行で自分をしばりすぎました。
一番苦手なひとのところに行こうと思ったときに、思わず電話をしたのが、
彼でした。<いえでん>は士導くんがいたずらしたのでしょうか?
つながりません。そのことが幸いでした。
15分待つことができました。15分待つ間に、年賀状の子供の写真をずっと
見ていました。

やるべきことを見つけるのは私しかない。
後おしをしてくれるのは、自分以外でしかない。
自分のことは自分でしか決められない。

人に会いに行くのに、勇気を持ちました。
約束の時間は30分でしたが、途中で、また30分を追加することができました。はじめから、約束を60分としなかったことが幸いです。
また、私についてきてくれたひとは、席をはずして待っていてくれましたが、約束どおりに、30分で携帯をかけてくれて、緊張を破ってくれました。

後押ししてくれたのは、可愛い写真です。
この子のママに会いたくなりました。
ママの誕生日は覚えています。心ばかりを送りました。
私にとっては、初めての経験でしたが、手紙を同送しませんでした。

彼は、若い人です。彼の嫁さんは、もっと若い人です。
若い人と付き合う事は、今までのしがらみから解き放たれて自由です。
いつか、桂庵に来て下さることを楽しみにしています。

<かわいそう>という言葉に敏感に反応するひとがおみえになって、
接客に自信が持てなくなっていましたが、<可愛そう>とあてればいいのだと、写真が教えてくれました。50円の葉書でも1年間おいといてもらえることは、ええことやね。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
とうふ屋桂庵のご案内
かわら版 カレンダー
« « 2024 12月 » »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4
女将の著書
Warning [PHP]: opendir(/home/keian/www/keian/modules/d3blog/images/caticon) [function.opendir]: failed to open dir: No such file or directory in file class/xoopslists.php line 113