心配ごと

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keian 2010-10-6 19:43
いろいろあるけど
一番はPCのことです。
ブログに写真や絵を入れ込んでいるうちに、スチュワードも含めて
3人がかかわることになったら、問題が山積みとなりました。
ひとつひとつを分解して考えれば簡単なことなのですが、困りました。
困ったことは、神様のせいにすればいい。これは、鳳蘭さんが、5Lの対談で語っておられたこと。なるほど、3人で決めた解決策は、PCを開くときには、必ず手を合わせること。心を落ち着けること。
なるほど、PCはパーソナルコンピューターの略だと頷いた次第です。
前回は、一茂くんからの発信で、そちらのお客様からの問い合わせも
殺到?だそうです。
前々回は、こちらのお客様からの発信でお叱りが殺到しています。
どちらも、私を育ててやろうというお心が感じられて、反発はしても、
涙がでそうに嬉しいです。
誰も、読まないブログなんて続けられへんでと最初に忠告してくれたのは、
田村隆氏です。ありがとう。叱ってくれる人ができたよと報告したくなりました。
また、単なるブログじゃなくて、面白くてためになるとメールをくださった方もみえます。ありがとう。
2回分は、必ず24時間以内にまとめます。ただいま、資料の山と
書き損じの紙に埋もれています。

優先順位一番は、今晩のお客様へのおもてなしの準備です。
私は、料理屋ですから、仕込みと掃除です。
お花の準備もあります。着物を着るためには、半襟もつけかえなくてはなりません。
それなのに、鍋はこがす。バケツにけつまずく。花の名前が覚えられない。
針で指はつく。なんたるこっちゃ。
今までは、いやなことは忘れて生きてきたという人に対して、上から目線で
みてました。呑んで忘れれるわけがない。逃げやて。卑怯という言葉を
発したこともあります。
今日は、謝ります。今晩のお客様はギブアップしたいくらいでした。
うっかりと、アルコール持ち込みOKです。持ち込み料はいただきません
などと、こちらからいってはいけません。
苦しくなる予約は受けないように、さらりと流すことも有りと、
教えて下さった、京懐石の達人さんによしだくん。ありがとう。
これも、私も、誰も、くぐりぬけてこそ、とうふ屋桂庵が続けられるや。

ながしかん

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keian 2010-10-4 20:25
たまごどうふを作るのには、
<なぜ、流し缶なの?>というのが、一茂くんからの発信です。
悩みました。私は、<所詮料理好きな主婦にすぎんのやわ>と自虐的になってきました。これを<わからん>といいます。
他の道具でもできないことはないのです。師の村上祥子は、電子レンジの
魔術師といわれ、簡単に一人分をつくることで有名です。
師のブログを見ていただくと、よくわかります。それで、美味しくて本物でなくては、ヒットしませんから、真実です。師のブログランキングは相当なものです。師と縁があったことは、最高のよろこびです。ケータイで連絡がつくことは、最高なのですが、ここは、じっとこらえます。
これで、UPが遅れたことをお詫びします。

<なかむら>という、文化文政創業の料亭があります。
京都の高級旅館<俵屋><柊屋><炭屋>に料理を納めることもしていた
店です。ここの料理は御所や公家の御用から、茶人さんへの仕出しで、最高の贅沢といわれていました。
最高の素材に最高の技術、最高のタイミング。
卵豆腐は誰でも作れそうな料理ですが、蒸し缶の中で真ん中の部分だけが
最高です。
蒸し缶の中が、均一になることはありえなく、またその違いがわかることが
最高なのですから、まわりはどうしても早く熱がまわって、固くなるとして、まわりを切り捨て、中心だけを供すること、まわりをころしてでも、
真ん中を最高に持っていき、火を止めるといっていいでしょうか?
それが、わかるためには、あえて流し缶という、すくい出しのついた
道具を使ってみることです。蒸しかげんを失敗しては、徹底的にたべてみることです。ひとつだけでも、流し缶は買ってみることです。家庭では
6人分で300CC入りがいいかな?
卵3個分に同じだけのダシで最高のものをつくってみませんか?
ちなみに、とうふにもおなじことがいえます。
江上トミ氏によると、とうふを9個分を作って、真ん中の1個が最高とのこと。パンにも耳があるように、とうふにも耳があるのです。
このとうふの耳については、禅寺の食事について書かれた、<ベラボーな生活>という玄侑先生のエッセイを読むとおもしろいですよ。
私は、お寺で隣に座った人に頼んで、のぞき読みさせていただきました。
世の中は、真ん中もまわりも素晴らしいところが、卵豆腐と違うところです。

からすみ

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keian 2010-10-3 20:51
タコのすみでは、ダメなの。
こんな、素朴な質問をお子様連れのお客様から、いただきました。
酒をたしなまないお子様に、からすみの美味しさを伝えられませんね。

そうだね。
とお答えしているうちに、京都の金瓢という造り酒屋の奥様でいらした
秋山十三子さんの初孫のお食い初めのお膳を思い出しました。
たしか、ここのお宅では、生後四カ月のときに、お膳をそろえて。たこの
足を一本持たせておられました。子どもがたこの足を握ることによって
また、たこの足をちゅうちゅうと吸いつけられることによって、成長をよろこぶことだったと記憶しています。
私の独りよがりの発想からすれば、ただ、贅沢なお膳を揃えるのは、行事に集う大人の見栄というか意地を通した喜びの様な気がします。
もっとも、我が家の初孫の場合は、一五センチ角の小さな松華堂の重箱に
当日のお客様の料理をピン撥ね?してつめただけです。
鮎の甘露煮を尾頭付きだといれました。
目の前が長良川という恩恵と季節をこれでも考えたんやけどね。
それを、メインにもっていけば、あしらいは決まっていきます。
歯固めになるからと、インターネットで調べた娘が、<小石>を主張しましたので、長良川で以前に拾ってきた小石100個の中から、選ばせました。
<繊細なところがあるんやね>と娘が感動してくれたのが、ライオンのおっかさんといわれてスパルタ教育をした私にとっての救いです。
孫にはオオ甘になるというのは、一生懸命子育てした証明です。
松尾さいさんは、石なんか喰わせへん。たこの足と譲りません。ならばと、
500円出資を願い、たこの足を買いにいきました。
肝心の孫は、たこの足を断るわけにはいかんけど、見識の異なる外国に赴任した外交官の様な顔をしていました。
<ちゅう、ちゅう、たこかいな>と勘定するのもここからあり?

からすみに戻ります。

海胆とこのわたとともに日本3大珍味といわれています。珍味とは、
酒とごはんが最高に美味しく食べられるもののことです。とうふにも抜群です。私が市場で仕入れてきて、からすみをつくると、乾燥しすぎます。
ですが、これをあえて
粉状にして、水切りしたとうふにまぶしたものは最高です。
からすみは、昔から高価なもので、マボラの産卵前の大きくなった卵巣<まこ>を塩漬けにしたものです。中国大陸の南方の沿岸で作っていたものを、台湾や我が国の長崎で作るようになりました。あちらでは、
鳥魚子と書き、長崎に渡ってきたときに、唐墨<とうぼく>に<カラのスミ>の形に似ているので、その名ができたそう。
フランスでも、プータルグpoutargueto
とよんで前菜に使うそうです。

ごめんね

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keian 2010-10-2 11:47
パソコンが固まってしまいました。ウェイティングマークのままで原因不明。尾張旭市から優秀な若い人が駆けつけてくださいました。前回、前々回のブログ(習い事、ホームベーカリー)はゆっくりとアップします。こうご期待くださいませ。ブログのファンの皆様のおかげで続けることができます。今日で436回です。500回に今年中に達成できるでしょう。若い人へのお礼は食事です。クリームシチュー、ハムエッグ、コーンソテー、なすのおひたし、里芋蒸し、北京風冷奴、納豆、ピーナッツです。若い人のお母様差し入れはゴーヤの佃煮です。これはとても美味しいと評判です。

特別公開 ゴーヤの佃煮の作り方(クックパッドより)
ゴーヤ   500g
砂糖   100g
醤油   50cc
お酢   40cc
かつおぶし 10g
ごま    適量

①ゴーヤを縦半分に切る。スプーンを使って中身のわたを取り、2mmの
 薄切りにする。
②薄切りにしたゴーヤを熱湯でさっとゆで、固く水気を搾る。
③砂糖、醤油、酢を鍋に入れて沸騰させる。水気を搾ったゴーヤを入れて
 中火で煮る。汁気がなくなったら、かつおぶし、ごまと和えて完成。

ホームベーカリー

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keian 2010-9-30 19:16
パンを焼く
その香りさえ
忘れても
今焔なり
わが道をいく

店を持つ少し前に短歌を習っていたことがありますが、ほめていただけた
一首です。先生は岡井隆氏の直門の方でしたが、当時のカルチャースクールとの行き違いから、先生がひかれ、申し訳ないことですが、連絡がとれません。岡井隆氏の<瞬間を永遠とするこころざし>をただいま、読書中で、
ちょっと、センチメンタルになりました。

家庭でパンを焼く喜びは、焼きたての美味しいパンを食べること以上に
家の中に香ばしい匂いがたちこめることです。
粘土細工よろしく、子どもと成形を楽しめることです。
ただ、パンというのは、発酵という過程があって、この魅力にとりつかれると、微生物を研究する化学者みたいに真剣にデーターをとるように
なってしまいます。私は、新幹線の速度自動制御装置を発明した大地修造
氏のおおち法に夢中になりました。
ニーダーというパンこね機の発明者です。
洗濯機のパルセイターからの発想で、当時、滋賀県の三洋電子の子会社の
川端敏文氏と連携されました。家庭で焼くパンの功労者です。
私は、ホームベイキングスクールの教師の資格もいただけましたのに、
教室を持つことができませんでした。不徳のいたすところです。
私は、楽しむという事が下手です。人を楽しませる事は、もっと下手です。
楽しんでこその家庭で焼くパンです。
先日のテレビで、ホームベカリーで100種のパンを焼いておられる
子育て中主婦を紹介してみえました。
いきなり、パン生地の中に、ソーセージやアスパラガスを立てて焼くのには
!しましたが、なるほどと新鮮です。こねることから焼くまでおまかせの
機械はすごいね。私も、実は、NHKのふっくらパンコンテストで、この
機械を頂戴したことあり。
押し入れから、出してきました。パンよりもごはんが好きという男性の希望で、教室をすることになりました。
何回続くか未定ですが、こだわらなかったら、家庭でパンを焼くのは
楽しいですよ。
パンを焼きたいだけにこだわって、好きはあとからついてくるなんて、
映画<武士の一分>の時代みたいですね。
ちなみに、第4回目はクロワッサンになりそうです。

習い事

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keian 2010-9-29 19:28
何かを始めたいひとがいます。
仕事でも修業でもありません。これを趣味といいます。
私ごとですが、趣味的な店やといわれると反発したものですが、こうして
書いてみると趣味というのも味があって、わるくありません。
楽しみとしてすることですし、ある意味では<おもてむき>ということもありえます。
なんで、こんなことを思ったのかというと、お客様の依頼で、ピアノを
弾くことになったからです。
正確にいうと、お客様にピアノを弾いていただけるように、
セッテイングをさせていただきました。
ヤナガセに店を持って2年目に、このままでは家賃が払えなくなると
自宅を改造して2軒めの店を持たせていただきました。
その時に、一番ネックになったのは、仏壇とピアノをどうするかでした。
仏壇は床の間にいれて、ルーバーをかけました。
ピアノは、押し入れにいれました。段をはずして、もちろん、床も補強してですから、元手もかかりました。
この、ふたつは、店には必要がないようにみえても、無くすことができなかったからです。
ピアノを、私は弾きません。というよりも、弾けません。ただ、娘たちが
弾けるようになるための努力は惜しみませんでした。
卒業式に<蛍の光>を弾いてくれたことが誇りです。
そんな話をしていたら、弾かせてほしいといいだされたのです。
冗談から駒ですが、そのかたの瞳に光を感じたので、先ず、1レッスンだけを、娘たちの先生であった真理子ちゃんのもとに、新高梨を持って行きました。
願いを快く引き受けてくださいました。
当日は、<おとぐちまでのいんそつ>です。さすがに、手をひいて、
手をたずさせては、私も<こっぱずかしい>のです。
レッスンのあとで、お茶をさしあげましたら、嬉しそうでした。
いくつになっても、学ぶということは、純真です。
その笑顔で、私も楽しくなりました。もちろん、このときのお茶の味も最高でした。
思い起こせば、
<目隠しして弾け>とか<手の中に丸いものをいれて弾かせたり>とか。
我が娘には、超スパルタだったんですよ。
よく、ぐれんかったね!
もっとも、おかんが怖かったから、レッスンは怖くなかったそうです。
あのときの丸いものは、あんこ玉のような羊羹。
昔懐かしい楊枝でプッチンとするお菓子です。
私も、今は、あまり作らなくなりましたが、その頃は、ピアノを聴きながら
銅鍋で、羊羹を煉っては作っていました。

うかい

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keian 2010-9-28 19:48
昨日のブログにメールをいただきましたので紹介します。
ニセモノもニセモノとして極めればニセモノという本物になる。

ちなみに、私は声が大きいのですが、大という字は一人と書くように、
孤独であります。だから、こんなメールは、嬉しいです。
そうそう、私に、800字で書いてくださいと真っ白な原稿用紙を、送ってくれたのは、池田大作くんという5Lの編集者です。これ、本名だそうで、BOSSに<小作だ、D作だ>と、ジョーク的改名をせまられておりますが、
彼のいいところは、朗らかなことです。
BOSSは誰かと言うと、日刊スポーツ新聞の人生相談をしておりますので、ごらんください。BOSS主宰の有名塾でも、彼は私の声を、大きな声と言わないで、透明な良く通る声としてくれました。ええ子やね。
ちなみに、うちの松尾とくさんは、割れ鐘の様な声と言い、松尾太郎くんは、民謡をやれと言います。

鵜がせっかく獲った鮎を人間がかっぱらってしまうのですから、
<おもしろうて>でなくては、いけません。
鵜と人のかけひきかなと思いますが、9月に入ると、鮎と人との知恵比べに
なります。産卵のために川を下る落ち鮎を捕まえる瀬張り漁がはじまります。これは、川底に敷いたビニールの白色と川幅に張ったロープが水を打つ音で右往左往する鮎を待ち構えて、投げ網にかけるのです。
子持ち鮎ではありますが、どちらかというと、煮たほうが美味しい鮎です
初めから、頭と尾を落として煮てもいいかもしれませんが、そのまま
煮てから落としてもいいです。ただし、これは、腕のいい板さんじゃないと、鮎が泣きます。泣いてはいかんと感動して、<紅葉鮎>と名付けて
突き出しに3点盛りにしてお出ししたことがあります。
私は、包丁の修業をしたわけではありませんが、コンプレックスに思わないで、メールを下さった方に感謝して、店を続けます。
店を続けていく中では、他のお店をそのままでご利用いただくこともあります。お弁当は私が調整させていただいても、鮎の塩焼きは<かじか>
さんに時間指定でお願いします。
いつやったかしらん、別のお店が、炭火で40分と新聞に書かれていましたが、さすが、プロだね。
先日のお客様のときに、連絡ミスで、乗船時間アウトかとハラハラしましたが、15分で焼いてくださいました。鮎との知恵比べでしょうか?本当に美味しそうでした。時間に急いても、ママはゆったりとにっこりと、彼女も本物です。また、会いにいこっと。

しんしゃ

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keian 2010-9-27 18:04
一茂くんからの発信です。
しんしゃというのは辰砂と書きます。
日本画の絵の具にもありますが、天然に出る硫化水銀を砕いて作る
顔料で、朱色です。
陶磁器では、発色剤に銅を使って、還元焼成で朱紅色を呈色したものをいいます。銅を発色剤につかうということは、中国の宋の時代からと文献ににはありますが、実際の名品とされるものは、景徳鎮窯が宮廷御器を製造していた、明、清の時代のようですね。釉調によって、桃花紅、火炎紅、祭り紅、宝石紅と呼び分けられています。
こんな話になると、骨董の世界なのですが、
実は、身分もわきまえずに、私も買っていたころがあったのです。
茶懐石の小椋正親氏から、話をいただき、当時の配偶者のボーナスを
つかったことも有り。
いま、一茂くんからいただいたカタログをみていて、思ったことを書きます。本物ってなにやねん。
それよりも、本物と<そうでないもの>を、曖昧にしておくのはいややね。
他人はどうであれ、自分が自分にだまされるのがいやや。
されど、自分がだまされたことを承知で、その時に、買うことができたことに感謝したい。
本物を超えるかのような<そうでないもの>もある。
ニセモノという言葉でくくりたくないものにもであった。
ただ、ニセモノは、たいがいの場合、本物よりも本物らしく見えます。
ただ、じっと、手元においておくと、ゆがみがでてきます。
ただ、それは、買って、手元におかないとわからないみたいです。
世の中には、そうして、おいておかれるモノが多いのでしょうね。
カタログをみていて、プリントの技術の素晴らしさを思います。
丁寧に、内職でプリントをはりあわせている女性とお会いしたことを
思い出しました。買いやすくて、つかいやすいプリントも良いものです。
少なくとも、置いておくことをしないで、今晩からつかえるでしょ
う。とても気に入っていただけたら、お客様にさしあげることだってできます。この場合は値段を飛び越えます。
盛りつけで気をつけなければならないことは、器には格があることです。
芋の煮っころがしを盛りつけようと思えばできないこともないのですが。
あしらいに元手をいれましょう。芋の皮の剥き方から、根性をいれましょう。
私は、しゃべりすぎる女です。
やっと、少しだけ気がつきました。器にしゃべってもらえるような
本物の女将になりたいと、少しだけ気がつきました。課題をくれた彼に
大感謝です。

ふうりゅう

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keian 2010-9-26 18:46
芥川賞作家で、福島県の臨済宗のお寺の住職であられます54歳の男性の
講演とサイン会に揖斐川町まで行ってきました。
テーマは、<この秋は雨か嵐かしらねども>でしたが、ええお話がいっぱいでした。松尾太郎くんを連れてきたらよかったのにと残念です。
11月3日にも、なんか、えらいひとがおみえになるそうですから、
大興寺
電話0585-22-2289まで連絡をなさってはいかがでしょうか?
私をみかけたら、声をかけてくださいね。
桂庵で粗茶など一服しんぜましょう。

一番前の席で講演を聴いていて、
いやなことは水に流してと、長良川をみては思ってきましたが、
それよりも、自然には勝てへんと風に流すように受け止めていきたいと
思うようになりました。
テーマの句の下の句は
今日のつとめの田草とるなりです。
このブログを今日のつとめとUPするのに時間がかかりましたことを
お詫びします。
ある手紙
感謝
母と主人と家族同様の男性と参加させていただきました。
<アブラクサスの祭>を購入させていただき、一番にサインを頂戴させていただきました。<言中有響>と書いていただけました。
生涯忘れないでしょう。本堂にこの書がかかっていると、帰りしなに
お手洗いをご一緒した老婦人に聞きました。ぜひとも、また ここに
ご縁があることを念じています。
玄侑先生すばらしい。
ぶしつけにも、このご本は原稿用紙何枚ですかと、思わず、口にしたら、
百八十枚と答えてくださいました。
私は百八十回感動して読むことをお約束します。
よろしくお伝えください。

帰途、松尾さいさんが、貴久家でご馳走してくれました。
二千円のお弁当にも、牛肉ともやしと牛蒡の紙鍋がつきます。
ありがとうね。

御馳走

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keian 2010-9-25 14:08
☆御馳走について書いてくれよ。
素敵な男性からのメールですが、相手が素敵なだけに、ヘタというか
ベタなことはかけへんやん。UPが遅れたことをお詫びします。
御馳走を辞書<32年前の岐阜市の成人式の引き出物>でひくと
1、もてなすこと
2、豪華な食事とあります。
御馳走字体の意味は、野山を走り回って、美味しいものをととのえる
ことであります。
よく、お客様にたずねられるのは、<どこで買っとんの?>です。
また、どこかの廉売スーパーで遭遇すると、<こんなとこで買っとんの?>であります。
店を持った当初は、中央市場まで仕入れに行っていました。
もちろん、今も、出かけますが、それ以前にアマチュアの時代のほうが
大人買いをしていたように思います。
<贅沢な材料を腹いっぱい食え>の感覚で、たとえば、海胆一箱を塩ふって
バーナーで焼くなんて料理もしていました。
豪快で評判も良かったことは、娘の友人が、今もって証言してくれます。
こうして、私の様な者が店を続けさせていただくうちには、ひとかけらの
海胆をいかにして、とうふとともに御満足いただけるかということに
苦心をしているように思います。
この苦心は、作る者の喜びであります。
どんなもんだいと胸をはりたくなります。私が喜びをいただいた上に
お代もいただける?もちろん、このブログへのお題もいただける?こんなけっこうなお商売はないと感謝です。
この男性には
<馳走であるか?かたじけない。じつに旨そうでござるな>という
セリフが似合いそうです。
江戸時代に白魚の料理を尊んだのは、
透明な白魚の頭が透けて見えたところが、脳の形が徳川家の葵のご紋ににていたからであります。徳川家康公が葵の紋のついた魚が獲れるとは、
万代の吉兆であると喜んだことだそうです。
白魚の脳ではありませんが、苦心をすることは脳をつかうことであります。
桐島洋子さんの本に聡明な女は料理が上手いというタイトルがあります。
うちの松尾とくさんいわく、ええおとこはええおんなをもとめる。
素敵なお客様には、素敵になりましょうか?
私は、材料を仕入れ、下ごしらえをしているときには、一心不乱で
身なりをかまいません。衛生しか脳にありません。
おもてなしのときには、着物をきます。
うちの松尾とくさんいわく、相撲の土俵入りの様な着付けではありますが、
ぜひ、いちど、おでかけくださいませ。
 
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町 5-23
TEL : (058)-262-4015
FAX : (058)-262-4015
URL : http://www.k-an.jp
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