穀雨

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keian 2010-4-22 10:04
雨降りの日のお客様は、思い出が多いです。
結婚のための両家の打ち合わせにお使いいただくことがありますが、ネットで調べたと
初めてのお客様です。
お好みもわかりません。店の位置も説明不足になってはいけません。
<よろしかったら、いまからでも、下見にどうぞ>と申し上げます。
バス亭まで、お迎えにもでます。
すべてを、ひとりでこなす私に、<女将さんらしい服装を>といってくださる同業者の男性もおみえです。目に着いたら、すぐ掃除の私は、スカートは外出着なのです。
せめて、同じようにみえても、くたびれてみえないように、常に、手持ちのボトムは2枚
づつ買うことにしています。色は、年間通して黒と決めています。
黒のおしゃれのネックは、色あせと気玉がめだつことです。
2枚まとめて、それだけを洗濯機で洗います。このときは、洗剤と時間の効率を考えません。気がついたら、お天気も、時間も関係なく。その場で洗います。
ときならぬ洗濯タイムで、迷惑かな?ごめんなさい。

複雑にしないことが一番です。
その点において、師の村上祥子は、完璧でしたね。
仏様の顔はかんたんだそうです。
複雑な顔というのは、たいてい、悩みをかかえているそうで、安心を与えることができないそうです。そう、いえば、瀬戸内寂聴さんの顔は、描きやすそうです。

毎日、松尾神社<伊奈波神社の入り口>にお参りしております。今日で、263日目です。
店を持ちたいと望みをかけたのは、もっと、奥まで参り、<黒龍神社>でした。
1月発行の全国各地のパワースポットを紹介した書籍では、何かに、くじけそうになったとき、力になってくれるとのこと。
結婚式も、七五三も、宮参りも人気の神社ですから、桂庵にもご利益があるのかな?
内緒ですが、初めて一緒に参ってくれた男性は、素敵な五〇代です。
私は、どんな顔をしていたのかな?
雨降りは、お客様も、はやめにお越しになりますので、心しましょうか?

ぱんく

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keian 2010-4-21 3:50
頭がパンク
昨日は、私の52歳の誕生日でした。
サプライズがいっぱいで、どちらさんにも足を向けて寝られません。
ふとんの位置を変えているうちに、眠られなくなりました。

皆さんが、一番乗りをと計画をしてくださいました。
それは、大好きな男性です。秘密です。
一番最後に下さったのは、本町の店を作った時の現場監督の田口信也くんです。
21歳でできちゃった結婚をしたところでしたが、大人になりましたね。
仕事が男を成長させるのでしょう。
私も、桂庵を続けることで成長したいと思っています。
本当にありがとうございました。

ところで、誕生日は、産んでくれた親、育ててくれた親に感謝する日です。
私は、、娘たちには生まれてきてくれてありがとう。育てさせてくれてありがとう。が口癖でした。それだけで、この無茶苦茶な母によくついてきてくれました。
あんなスパルタでも、グレませんでしたので、感謝です。
もっとも、<グレたら、みせにきな>というつもりでいました。
これは、漫画ちびまるこちゃんの中のセリフです。

マメなたちの私は、10年日記をつけておりますが、去年の今日は?一昨年は?と一度にわかり面白いですよ。
家計簿も、30年つけております。残っているのは25年分ですが、お金の流れを通して、
人情がわかり、面白いですよ。
ちなみに、娘たちが、高校生のときに、家庭科の授業で家庭経済を学びましたが、、
我が家は、破天荒でした。
交際費がダントツで、食費と製パン製菓材料費が同額でした。
そのくせ、個人出費項目があり、誰ちゃんがいくら使ったかの、集計を出していました。
私に関して言えば、被服費と化粧品代が全く少なくて、代わりに、料理の本と、料理教室の講習費が、目一杯。
よくも、やりくりできたと思います。よく、うちの松尾とくさんから、もらいものをしたみたいです。<私の誕生日だから、なんか頂戴>と、こちらから参上し、今年は、柿ぴー2袋と玉ねぎ1個もらってきました。感謝。

わらび

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keian 2010-4-19 21:09
京都の可憐な女性から送られてきました。
時には、一行だけのブログもいいかな?

と、思っておりましたら、炎上しました。

美味しいわらびの話を書けとのことです。

わらびは、可憐な咲き方に似合わず、太くて立派なもののほうが美味しそうです。
健康的といったほうがいいかな?
贈り主は、外国の方で、!しましたが、桂庵に届くものは、よいものばかりです。

彼女と私の共通点は、行動は大胆、それ以上に心は繊細です。六白金星の戌年ですが、先輩には、瀬戸内寂聴氏と谷崎潤一郎氏がおみえです。

熱湯に灰が一番ですが、重曹でもよし。
ただし、重曹は薬品ですので処方箋があった方が安心です。
わらび1500グラム。
5リットルの熱湯に15グラムの重曹。0.3%です。温泉に入った時のぬるつき具合と同じと、お聞きしました。
やわらかくなりすぎたけどとSOSがありましたが、ガス代をケチらない方も多く、沸いたところにわらびをいれて、火を切る方が多いですが、火を切ってから、わらびを入れたほうが、やさしいです。ただし、これから、先はゆっくりと冷めて行った方がいいので、新聞紙のおふとんをかけましょう。

わらびは、頭と胴体と足と考えてお料理しました。
胴体は、3センチに切りそろえて、おでんくらいの味のだしに浸して、とろろをかけます。
頭は、てんぷらです。はくせん揚げといって、コーンスターチと小麦粉と半々で卵はいれません。熱いうちに塩をふります。これで、冷めても美味しいです。
足は、かたいところを除き、刻んで、かきあげにします。せっかく、とろみが出ていますから、残った衣を活用します。飛騨高山のつけ揚げを作るつもりで、しょうゆのかかった味を先につけておきますが、スプーンですくって、揚げ鍋に入れたら、広がるくらいのゆるさが大切です。じっくり揚げると、レースのようにさくっとしたものができます。
そうそう、彼女がむれないようにとわらびの身になって、段ボールに大胆に穴をあけてくれた数は157個でした。

せるくる

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keian 2010-4-18 20:08
特注のセルクル
<何でも桂庵>も脱帽なのが、一茂くんです。
とにかく、フットワークが軽いです。社長は彼のために居るのかと思えるほどです。
セルクルの特注品のことで、相談を受けました。

ちょっと懸念していましたが、やっぱり書きます。

特注品は、後の問題です。こんな、セルクルがあったらいいのにと思って、特注したものは、押し入れで寝ています。
わざと、目立つ所において、他のモノの出し入れのときに、存在を確認しています。
ムースを型抜きするのに、高さが半分のモノを作れば便利、そのままで、テンパンにおけば、丸くて薄いスポンジケーキが、一枚づつ焼けて便利。これがあれば、きっと、ムースは美味しくできると錯覚しました。

<あればいい>は、<なくてこまる>の証明にはなりません。
ないことの理由を作れば、作りたくなりますが、よく考えてと申し上げます。
と、いっても、お金のかかることですから、よく考えて作ることには、まちがいがありません。
だけど、ないことで工夫した方が成功することもあります。
ないことの工夫は、お金はかかりません。
その点において、洋食よりも、和食の世界の方がシビアです。
<腕のいい職人ほど道具を使わん>と漏斗なしで、ぴったりと、柔らかい真丈生地を詰めてくれた人がいました。

そのときの彼は、ものすんごくええおとこにみえましたが、どうでしょう?5人立ちといわれた時代ならのことで、今みたいに、皆が1年生、もしくは6年生の時代では、全員が、全ての作業がこなさなくてはならないのかもしれません。
効率を考えたら、特注のセルクルは、必要かな?
でも、特注のセルクルの代金を回収できるまで、その料理の人気があることの保証はありません。せめて、もうひとつの役割を考えてから、注文したほうがいいかも?
例が適切でないですが、
こうちゃんにいわれて、眼鏡をかけて運転をするようになりましたが、
<はっきりみえる反面、、、>の不自由を感じます。欲張りやなあ!

あじのふれーず

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keian 2010-4-17 21:54
末時千賀子さんは、大のご馳走好き。
なんでも、手作り派。
私の師は、とうふの作り方を聞いても教えてはくれませんでしたが、ものすごく美味しい
とうふを作る人と、彼女の名をあげてくれました。
自然の恵みを何よりも大切にしている彼女の料理は、癒しです。
彼女は、福岡県の山奥、香春町に住んでいます。
ここの隣が、歌手
西川峰子さんの出身の赤村です。私と同じ年ですが、デビューして
初めての紅白出場したときのことをよく覚えています。
<あなたにあげる>でしたが、ご馳走もあなたにあげるから、作る喜びがあるのかな?

香春町一帯は、昔から竹の多いところです。
みずみずしい青竹をいつでも、切り出すことができます。
青竹に仕込んだ水ようかんを、風の音という雑誌で拝見した時、私は27歳でしたが、
羨ましくて、当時の配偶者の親戚にたのんで、その隣の人のところから、青竹をもらってきたくらいです。残念ながら、竹の質がちがうのか、此方の腕に問題があるのか、満足のいくものが作れませんでした。
いまのあこがれは、かっぽ酒とかっぽ飯が食べたいことです。
お酒や御飯に、竹の香りと甘みが加わって最高とのこと。
山の散策の中での収穫は、保存食づくりに、また、、テーブルセッティング
に、彼女の冷凍庫の中は、不意のお客様大歓迎のフレーズにあふれています。半調理した素材もぎっしりです。これを組み合わせるのは、まさに
食べていただきたいという愛のフレーズです。きさくな方です。

ご主人の職場の方の、お弁当も引き受けておられましたが、いつもお客様が15人以上をこなし、100人のパーティも楽々こなされます。
人望があって、この18日には、近くの道の駅のイベントで1000人分を指揮されます。
私は、花見弁当85人で、自画自賛をしていてはいけませんね。

彼女からの、味のプレゼントが届きました。
筍の糠みそ煮。筍の梅酢煮、筍真丈です。ご近所からの到来物と、マテ貝もいれてくださいました。ぜひとも、皆様にご馳走させていただきたいです。
<どうやって、彼女の魅力を皆様に伝えるのかは、あんたの女将としての腕しだいや>とこうちゃんなら、いうかな?

つけとてま

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keian 2010-4-16 12:10
よし子の店は、うどん屋の看板で、お客様は、居酒屋感覚です。
私の店は、とうふ屋の看板で、お客様は、料亭感覚です。
もっとも、口はばったい言い方なので、ご勘弁ください。
弁明をさせていただきますと、
リンクを綱がさせていただいております木村政雄氏が編集長をなさっている5Lというフリーペーパーがございます。2年前の4月号に掲載させていただいたときに、担当の池田大作氏が、とうふ料亭と名づけてくださいました。
表紙が阿木耀子さんでしたが、嬉しかったですね。
表と裏に庭があって、履物をぬいであがったら、料亭というわけではないですが、一客一亭でさせていただいております私の店のコンセプトを私も知らないところで、宣伝してrくださった恩義を忘れてはいけませんね。

私の店は、一切つけのお客様がございません。
やながせ時代に、おひとり、お勘定のときに財布を忘れたとおっしゃった方がおみえになりました。それは、おこまりと5000円お貸ししますので、それで、3500円支払ってくださいと申し上げたら、財布がでてまいりましたことがございます。

私の店は、予約で、コースでお願いしておりますので、おひとりのために、てまをおしみません。
幻の料理がお好みです。
どういうことかというと、子供の頃、食べたものの再現です。また、奥様に、<そんなもの?>と断られた料理です。

小倉出身の方ですと、<青海苔の味噌汁>と<鰯のぬかみそ炊き>でした。☆☆☆
昨日のお客様は、大阪出身の方ですが、<うすいビフカツ>でした。
豚肉が苦手というお客さまの串かつの肉を牛にすることは、花火大会にさせていただいておりましたが、うすいというところがネックでした。
師の村上祥子のレシピに<とんかつ茶漬け>があります。
肉がうすいこと、パン粉が細かいことがポイントです。彼の望みはソースをかけて食べたいということです。私の苦手な千切りキャベツが必要です。もちろん、入魂です。☆☆☆

えれがんと

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keian 2010-4-15 13:58
茶碗と湯のみのことですが、
桂庵ブランドのご応募多数につき、先着10名様などと申し訳なくなりました。
おかげさまで、とても評判がいいので、とても幸せです。
株式会社マルイワ
郵便番号509-5401
岐阜県土岐市駄知町1520-1
電話番号0572-59-3227
Honda常務。私または、こちらまでご連絡を頂けるとありがたいです。
ふれあい探求人が、たいそうなおほめをくださいました。
パテントなんて言葉に単純に反応するなんて、私は純情だと自画自賛してます。
また、福岡の末時千賀子様が、蓮華の花の塩漬けとジャムを作って送ってくださるとのことです。ぜひ、桂庵にいらしてくださったかたにご馳走したく存じます。
お店の予約とは別に、どうぞお越しくださいませね。

エレガントとは、ほど遠い私なのに、
この蓮華の花のおかげで、
気品があって
しっとりとしていて
優雅で美しい感じを学びました。
ただ、スカートで自転車に乗るのに抵抗ができて困ります。
そんなことを考えていたら、早起きの実践をなさる会では、女らしくということでしょうか?スカートが参加の原則とお聞きしました。
この花冷えでは、スカートにストッキングは寒いしなあとぼやいています。
4月にバルキータイツは興ざめだしなあ。
4月5日付けの天声人語によりますと、
ズボンの男性に対して、スカートの女性は地位が低かったとのこと。
ミニスカートの女王ツイッギーは、今年還暦とのこと。
森永の小枝というチョコレートは、彼女のイメージで作られましたし売られましたが、今は、どんな顔でしょうか?
スカートの下にレギンスを重ねているかしら?
どうも、だるまさん体型の私には抵抗があります。エレファントの足をみて、ためいきをついたりではエレガントは遠いばかり。
さあ、これから、クライアントのところにデリバリーです。
サーモンピンクのスカートをはきましょうか?今日だけは自転車ではなく、車を運転しましょうか?さぶっ!

たけのこ

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keian 2010-4-14 19:04
京都。私は、京都の田舎の京都短期大学卒です。たったひとりですが、友人がいます。
彼女から、朝堀だと筍が到着しました。
粗末にしたくない思いから、大胆な行動にでました。
京会席の名のあるお店に電話しました。
ぬかも、調達してもっていくから、リンクをつなぎましょう。お節介なことに、大鍋も二つかつぎました。これで自転車に乗りました。
さすがの目利きの御主人です。一目で了解のまなざしになりました。
15年の御縁に感謝です。
2年前の取材で彼が答えていたことが、素晴らしいので抜粋します。
テーマは<しみじみ、ほっこり大人のグルメ>でした。
京料理の魅力は、四季を五感で楽しめること。
公家料理に由来しているため、尊い人の口中を傷つけないよう、なめらかな食感の料理が多いことも特徴。
目で見て、耳で聞いて,鼻で利いて、口で味わい、後のひとつは、心でしょうか?
それとも、器をもつ手でしょうか?
京料理をいただくたびに、日頃の箸使いとちがう自分を思います。
筍は箸にはさんだだけで店主の心入れを感じます。<食べる人の口の寸法を考えなさい>と、故沢村貞子さんは、お母様から、台所の手ほどきを受けたそうですが、とても、忙しい家に育った私は、つい、<ざつばや>になり、赤面です。
包丁の修行はしていませんが、食べていただく心を忘れてはいけませんね。

焼酎にあうからと、自慢の人参のぬかづけを、こうちゃんにお出ししたら、三ミリの厚さでは食べにくそうでした。
あわてて、包丁を寝かせて、三枚にそぎましたが、申し訳なかったです。
筍はあまり、生で食べることがない食材です。かたいものを柔らかくして食べることに、心をくだきます。
つけものは、かたい素材を生で食べますので、包丁の入れ方が大切です。細かく切った<かくや>も美味しいですが、見た目にも、箸で取り上げたときにも、美味しさを感じられるように、努力します。
筍を送ってくれたいづみちゃん、本当にありがとう。

ぴっくあっぷ

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keian 2010-4-11 19:12
ピック
調理用語辞典にはのっていません。
ワインのことをぶどう酒といった時代には、こんな料理がありました。
ちょっとしたおつまみを、飾り楊枝にさして、オードブルとして、食卓の中心におきます。
土台にするものは、りんごが多いです。キャベツをつかうときは、アルミ箔につつみます。
針坊主みたいですね。
もっとも、ソープフラワーという手芸が流行ったことがあるので、西洋料理でも、日本人が持ち上げた料理かもしれません。
ソープフラワーというのは、せっけんにマチ針をさして、リボンを巻きつけていきます。
故坂本九夫人が、メキシコ発祥とテレビで紹介してあっという間にブームになりました。
元手も技術もいらなかったので、教則本も2冊でました。私も、喜んで作っては、配っていました。ただね、穴のあいたせっけんを、どうしたんでしょうね?

りんごとキャベツなら、ジャムとお好み焼きを,
翌日に作ることです。
お好み焼きは、ふわっと、まーるくまとめて焼く、<ぼてじゅう>タイプがお薦めです。広島風は、焼きそばのボリュームがあるぶんだけ、キャベツがさばききれません。焼きそばの食感のかわりに、なにか、歯ごたえがあるものをいれましょうか?いかもいいけど、ちくわを、1^2ミリの輪切りにしたものをいれましょう。
豚バラ肉に薄切りの上に、キャベツたっぷりの生地をのせて焼きます。
他の具は、青ネギと揚げ玉、紅ショウガ、小麦粉1カップ分につき、卵1個です。
キャベツの量にあわせて、水はつながる位をいれます。おためしあれ。
一茂くんからの発信と重なって離婚相談から、市役所までつきあうことになり、人のことながら、私は心が大忙しでした。ブログのアップが遅くなり、ご心配をおかけしました。

離婚届と婚姻届は全国共通で無料です。ピックアップのオードブルは結婚式の華ですが、後の料理も考えてのことです。離婚することは、婚活の第一歩です。
このお好み焼きが美味しいことを保証します。

世界三大期待はずれ

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keian 2010-4-10 19:03
シンガポールに赴任するとのこと、
マーライオンは知ってるかな?と話していたら、
これは、知っているというだけで、意味のない建造物だそうです。
お土産にもらう、チョコレートに描かれているいるだけで、名物というわけですが、
ここが、日本各地の銘菓とのちがいかな?
日本人の美意識からすると、茶の湯の美学と重なり面白いですよ。
名菓と銘菓の違いはというと、
名菓は、名前の付いた菓子、あるいは優れた菓子のことを指し
銘菓は、宮中の人や、大名、茶人などから、名前をつけてもらった菓子を指すのだそうです。
銘は、心にきざむことこと。物事の来歴をのべ、功績をたたえること。
名のあることが、上等なこと。
桂庵の名をはじめに、つかってくれたのは、松尾さいさんです。
そのころは、裏千家の橋詰先生の奥様に、松尾家に出稽古にきていただいておりました。
お掃除とお菓子を作るのが、私の役目でした。毎月一度のお稽古の日のために、残りの29日があるかのように、毎日、お菓子をつくっていました。
あるとき、彼女が、俳句の会に持って行くから、買ってあげるといってくれました。
そのときに、初めて、菓子のしおりらしきものをつくりました。

たかが、たべることではありますが、おおげさに言えば、菓子の説明、案内であるけれど、
さらに、その菓子をたべてもらうための心がまえ、精神的な、心のよりどころとしての
しるべを、文学少女くずれの私が求めていたのかもしれません。
<桂庵製でございます>と、名のらせていただいた日を思い出すと、親孝行をせねあかんかな?

親孝行も、マーライオンと同じで知ってはいるけど、期待はずれのようなものかもしれませんね。デンマークの人魚姫とスエーデン?の小便小僧が、三大期待はずれだそうです。
名物にうまいものはなしと言わないで、
名物にうまいものの話としましょう。何処へも行かない暮らしなので、お土産をいただき、
お話をうかがうのが、一番の楽しみです。
 
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